一日の自分の行動や考えをぶつぶつと英語でつぶやいていくうちに感覚がつかめるように
英語を習得したい、そう考えるビジネスマンはますます増えていることでしょう。しかし、「よしやるぞ」と気合いを入れて勉強をはじめても、どうも途中で挫折してしまう……という声も多いよう。そんな人のために、ビジネスパーソン向けの英語学習コンサルティングを行っている佐藤洋一氏がアドバイスをしてくれました。
中学までに習った基本的な「20の動詞」をマスターするだけで、仕事でもプライベートでもほとんどのことを話せるようになるというのですが……?
新しい単語を覚えなくていい!
「英語は単語力だ」とよく聞きます。実際、私が行う研修でアンケートを取ると「英語が苦手」と答える人のほとんどが「単語力が不足している」と思っていることがわかります。
もちろん、単語力は大切です。TOEIC試験や受験には必須だったかもしれません。しかし、ビジネスや日常の会話においてはその限りではありません。
たとえば「消火する」「退避する」というとき、「消火」「退避」という単語を知らなければ話すことはできないでしょうか。「火を消す」「(そこから)出る」という言い方をしてもいいでしょう。会話であれば堅苦しい言い方よりもわかりやすい柔らかい表現の方が自然です。
英語にもあまり日常的に使わないような難しい(堅い)単語があり、それを「ビッグワード」と呼びます。このビッグワードに頼らず、手持ちの基本的な単語で言い換えることを意識すると、英会話力はぐんぐん上昇します。
実際、ネーティブや英語上級者の会話を聞くと、驚くほど簡単な言葉を使っているものです。
その「言い換え」のために最も有効なのが「動詞」の習得です。なぜなら、さまざまな意味を含む「動詞」は多彩な表現に応用できるからです。
私は、これまで多くのビジネスパーソンに英語をお教えしてきた経験をもとに、ネーティブのベテラン講師とディスカッションを繰り返して、ほとんどの表現に対応できる「20の動詞」を厳選し、その徹底的に使いこなす方法を講義してきました。
すでに知っているたった「20の動詞」で、十分にネーティブに伝わる英語を話すことができる。そう考えれば、英語のハードルがぐんと下がりませんか?
「単語は数が勝負!」という思い込みを捨ててください。限られた数の洋服を着まわすように、英語も最小限の単語を最大限使いまわせばいいのです。新たなインプットではなく、持っている知識のアウトプットの仕方を知れば、今度こそ英語が話せるあなたになるでしょう。
プラスアルファの要素で動詞にレバレッジをかける
私が厳選した「20の動詞」は、以下のとおりです。
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