カタカナ発音で英語を話す日本人はまだまだ多い
日本人カタカナ発音英語は、実際のところ、ネイティヴにどのように伝わってるのか?そして、通じる発音のコツとは?
「英語を話しても、1回で通じなくて何度も聞き返されて落ち込んでしまう…。」という声をよく耳にします。1990年代以降は、コミュニケーションを重視した英語教育政策をとってきたにもかかわらず、英語コンプレックスとともにカタカナ発音コンプレックスを持つ人が減った、という話は聞きません。
では、日本語的な英語発音は、ネイティヴにどのように伝わっているのか?そして、自然に聞こえる発音のコツについて、解説します。
カタカナ発音はネイティヴにどう聞こえるのか?検証結果
「日本語的な英語発音=カタカナ発音は、ネイティヴにはどう聞こえているのか?」
この事について調べるために、複数のネイティヴ(アメリカ人、オーストラリア人、イギリス人)に、典型的なカタカナ発音(複数のサンプル)を聞いてもらいました。
すると面白い感想が得られました。
内容の伝わり度合いはカタカナ英語に慣れているかどうかによる
まず、英語の内容の伝わり度は、日本人英語に慣れているかどうかによる、ということです。
日本在住のネイティヴや、日本人英語を聞き慣れている人は、日本人英語の理解度が高く、日本人なまりはあるけれど、ちゃんと聞き取れるよ、という感想がほとんどでした。
一方、日本人英語にほとんど触れた経験のない人は、1回では内容が伝わらず、中には2割程度しか通じていないという人もいました。
特に、単語、単語でブツ切れで話す、英語らしいリズムがない発音を聞き取りづらい、と感じるようです。
日本人が聞き取りづらいと感じるインド人の英語や、ラティノの英語よりも、日本人英語Japanese accentの方が、ずっと聞き取りづらい、なまりが強いという感想もありました。
なぜかというと、日本人のカタカナ発音の規則性を類推することが難しいし、そもそも子音がはっきり聞こえないし、母音にもこの母音はこれという規則性がないから、比較的類推しやすいインドなまりの方がまだわかる、ということでした。
カタカナ英語は「ネガティブな印象」を与える!?
しかし、この英語自体が通じるかどうかよりも、もっと重大なことは、サンプルのカタカナ発音に対する「印象」の方でした。
彼らの「印象」は
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