子どもたちが、「話せる」をマスターしようとし始めている今、大人たちも負けてはいられません。けれど大人たちには“強み”があります。中学英語をすでに学んでいることです。あとはそれをどう生かすか。そこで今回は実践編。中学英語だけを使って耳を鍛え、口を動かして、英語アレルギーを払拭。「あ、聞けてる」「あ、話せてる」を少しでも早く実感する“コツ”を伝授します。
やり方次第で何歳からでも英語マスターは可能
本題に入る前に、一つ。読者の方のなかには、「この年齢から英語をやり直して、本当に英語が聞けて話せるようになるのかな」と疑問を持っている人がいらっしゃるかと思います。それに関しては、心配ご無用です。
もちろん、50歳からプロ野球選手やプロゴルファーを目指すのが難しいように、同時通訳者や翻訳家になるのは、ハードルが高いかもしれません。また、「字幕なしで映画の会話が全部分かる」というのも、50歳を過ぎて大リーガーになりたい、と思うくらいハードルが高いものです。
けれど、字幕なしであらすじが分かる、辞書なしで外国人と会話ができる、訪日外国人を英語でもてなせる、会議で自分の専門分野の発表ができるくらいのレベルなら、なんとかマスターできます。つまり、プロゴルファーは無理でも、会社のゴルフコンペに出られるくらいの力は何歳からでもつけられるということ。実際、私は40歳を過ぎてから韓国語を学び始めましたが、今では韓国語で会話ができるようになりました。だから、みなさんも大丈夫。
問題は、そのやり方です。
「英語の勉強をやり直そう」とするとき、「さあ、やるぞ!」と気合を入れて、図書館など静かな場所にこもっていませんか。そもそもそれがダメ。口を動かさずに解説を読んでいるだけでは英語は身につきません。ピアノを弾けるようになりたい人が、楽譜の理論を読んで、楽譜の問題集を解いても、ピアノが弾けるようにならないのと同じです。ピアノがうまくなりたいなら、上手な人が弾くピアノを聴いて、鍵盤で指を動かして、何度も何度も繰り返し練習するしかないのはご存じのはず。英語も同じです。
英語は耳と口で覚えるもの。ですから、図書館は英語を勉強するにはあまり向いていない場所。声を出して勉強できるところで勉強しましょう。では、どうするか。まずは聞きましょう。ネイティブの英語を耳で何度も聞きます。次に同じ文章が英文で書かれた本を開き、耳で聞きながら、本の文字を追う。それを何度も繰り返します。
次は本の文字を追いながら、ネイティブの声をまねします。ジェスチャーをつけたりするのもいいですね。感情も込めてみましょう。ピアノの練習と同じように、まず、英語の上手な人=ネイティブの声を浴びるほど聞き、それと同じように声に出して話してみる。これを繰り返します。
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