月別アーカイブ: 2017年4月

「英語学習が続かない人」に教えたい練習法

リスニング力向上にはシャドーイングを

続きやすく、本当に効果が出る英語学習法とは

 

オススメアプリをインストールして、通勤時間を利用して英語力を伸ばそうとしたのに結局使っていない。気合いを入れて英語本を大量買いしたのに、結局数週間で飽きてしまった――。新年度を迎え、一念発起して英語の勉強を始めたのに、早くも挫折しかかっている人も少なくないでしょう。 

続かないのは、根気や努力が足りないからでしょうか。いいえ、違います。そもそも続きにくい方法を選んでいることが原因なのです。今回は、『3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング』の著者である英語学習コーチの谷口恵子さんが、続きやすく、本当に効果が出る英語学習法を紹介します。 

英語学習を続けることは難しい? 

せっかく始めたのに途中でやめるたびに、「ああ、また挫折してしまった」と自己嫌悪に陥るかもしれませんが、この「英語学習が続かない症状」は、あなただけのものではありません。NHKの語学講座のテキストは、毎年4月の売り上げが大半を占めるそうです。英語学習を続けることの難しさを物語っていますね。「続かないのは私だけじゃなかった」と安心しましたか? 

もうひとつ、安心してください。続かないのは、あなたの根気や努力が足りないからではありません。そもそも、続きにくい方法を選んでしまっていることが原因なのです。つまり、方法を変えれば続けることができるようになります。 

英語力を伸ばすには、ある程度の時間がかかりますよね。少なくとも1カ月、普通は3カ月以上、毎日学習を続けることで、ようやく目に見える成果が出てきます。一朝一夕に伸びるものではないからこそ、継続しやすい学習法を選ぶことが重要になります。 

そして、英語力の中でも特に続けないと伸びにくいのが、リスニング力。大学入試センター試験にリスニングが導入されたのは2006年ですから、それ以前に大学受験をした方の多くは、リスニングの練習に時間をそれほど費やしていないと思います。 
そして、大人になってからリスニング力を鍛えようと思ったら、相当意識的にリスニングに効く学習を続けていく必要があります。目安として、毎日30分ずつリスニングのトレーニングを続けていくと、1カ月経った頃に、「前よりも聞こえる! わかる!」と実感し始めます。でも途中で間をあけてしまうと、リスニング力は伸びないどころか、落ちてしまいます。 

では、どのような学習法が続けやすいのでしょうか。英語にかぎりませんが、次のような特徴があると、続けやすくなります。 

(1)効果が実感しやすく、達成感を感じやすい 

(2)教材が手に入りやすい 

(3)いつでもどこでも、ちょっとしたスキマ時間でもできる 

たとえば、リスニング力を伸ばしたい人の多くがやっている「英語の音声をひたすら聞く」というのが続きにくいのは、(1)の「効果が実感しやすく、達成感を感じやすい」という条件に当てはまらないからです。ただ聞いていても、リスニング力が伸びているのかどうか、よくわかりません。そして、何をゴールにすればいいかも、わかりづらいですよね。 

リスニング力アップに適した「シャドーイング」 

この3つの「続けやすい」条件を満たし、特にリスニング力を伸ばす方法としてお勧めなのが、「シャドーイング」です。シャドーイングとは、英語の音声を聞いて、そのすぐ後をまねして話していくトレーニング法です。準備段階では英文の文章を見ても構いませんが、最終的なシャドーイングでは、音声だけを聞いて追いかけます。もともとは、通訳者の基礎訓練法として長年使われてきた方法ですが、一般の英語学習者でも、使う教材のレベルを難しすぎないものにすれば、十分使える方法です。 

では、シャドーイングはなぜ続きやすいのでしょうか。 

まず、初めてシャドーイングをしたときにはまねできない部分がたくさんあっても、だんだん言えるようになる部分が増えて、最終的には全部ができるようになっていきます。そして、当初聞き取れなかった部分が、シャドーイングができるようになったときには聞き取れるようになっている、という変化を感じやすいのです。 

次に、音声と英文さえあれば、どんなものも教材として使えます。いきなり英文を見ないでシャドーイングをすることもできますが、それだと、知らない単語や、聞き取れない単語が出てくる可能性があるので、英文を見て、何を言っているかをしっかりつかんでからシャドーイングをするのがお勧めです。 

TOEICのスコアを上げたい方は多いと思いますが、もちろんTOEICの問題集も使えます。NHK「ニュースで英会話」や、VOA Learning English、TEDのスピーチなども使えます。また、英語字幕と英語音声のある映画やドラマを使うこともできます。このように、自分の興味・関心、その時々の気分に合わせて、好きなものを使うことができるのがシャドーイングの特徴です。 

シャドーイングはいつでもどこでも、ちょっとしたスキマ時間でもできます。密度の濃いトレーニングのため、ただ英語を聞き流すよりも速くリスニング力をアップすることも望めます。ホームで電車を待っているとき、電車に乗っているとき、お風呂に入っているとき、料理をしているとき、寝る前にストレッチや筋トレをしながら……。そんなちょっとしたスキマ時間でもできるのです。 

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60歳を過ぎてからの英会話勉強法

還暦を過ぎてからの英会話勉強

について質問が寄せられています。
相談者は、「日常会話が多少できれば」程度の語学力を持ちたいと考えています。相談者を応援すべく、同年代の成功体験が集まりました。

■音で覚える

60才過ぎからインターネットで実際に多くの若者に英会話を教えているsakuraikeiさんは、自分の体験からこのように回答しています。

「英語を話すのであれば英語を音でどんどん覚えることです。文法も発音記号の練習も必要ありません。還暦を迎えた人は時間がありますから、英会話習得にはかなり恵まれた条件です」

そしてポイントとしてこう付け加えています。

「短い表現から、長い表現を覚えることです。特に日常の会話文から始める方が賢明です。(中略)…最初は英語を見て発音します。そして英語を覚えたら日本語を見て英語を発音します。そして大事な事は英語の発音はネイティブのような発音を目指します」

「ネイティブのような発音が最も発音し易く、覚え易い音、聞き易い音」なのだとか。ここに近づくことは、つまり上達すること。上達すると、モチベーションが上がり、学習を続けられるそうです。これは相談者さんに限らず、英語を学習する方すべてへのお役立ち情報ですね。

■スクールや家庭教師、マンツーマンで習う

60歳前のterennko67reteさんは、年齢を重ねてから英会話を始めた経験を元にマンツーマンの英会話学校を勧めています。

「英会話学校には、5年くらい行ってますが、週1通いでは、一生ビギナーです。(中略)…だいたい、週2〜3回いくことを勧めます。何年間もです」

また、学習ペースの面から、家庭教師をお勧めする声も寄せられました。

「英語の家庭教師を付けるというのも個人のペースで進められるのでオススメですよ」(engelangelさん)

上達に自主学習は避けられないとはいえ、英会話学校を自分の通えるペースで設定したり、家庭教師で個別に学んだりするのも方法のひとつかもしれませんね。

継続は力なり、と言いますが、terennko67reteさんは「英会話は生涯学習になりますので、永遠に続けないといけません。やめれば、ゼロに戻ります」と厳しい一言。また、多くの回答者が、モチベーション持続の重要性を挙げていました。

せっかく始める英会話。いざというときにカッコよく英語を披露できるよう、どのような方法であれ、上達し続ける道を見つけてくださいね。

http://news.ameba.jp/20140127-62/

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中高生の英語力、目標50%を下回る36%…

生徒の英語力(高校)

 文部科学省は4月5日、平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果を公表した。高校3年生で英検準2級以上の英語力を有する生徒は36.4%、中学3年で英検3級以上相当の生徒は36.1%。50%の目標値にはとどかず、地域格差も目立った。

 「英語教育実施状況調査」は、平成28年12月1日を基準日に各都道府県・市区町村教育委員会およびすべての公立小中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校を対象に実施された。

 第2期教育振興基本計画(平成25~29年度)の成果指標では、中学校卒業段階で英検3級程度以上、高校卒業段階で英検準2級程度~2級程度以上の生徒の割合を50%としている。

 調査結果によると、高校3年生のうち、英検準2級以上を取得または相当の英語力を有する生徒の割合は36.4%。前年度の34.3%から2.1ポイント増えたものの、成果指標とは10%以上の差があった。

 都道府県別では、富山県の47.3%がもっとも高く、福井44.8%、兵庫43.4%と続いた。富山県は、前年度から8.2ポイントの上昇であった。一方、高知県、宮城県、和歌山県は3割に達しなかった。

 中学校3年生のうち、英検3級以上を取得または相当の英語力を有する生徒の割合は36.1%。前年度の36.6%から0.5ポイント減少した。都道府県別(政令指定都市を除く)では、奈良県が前年度比13.9ポイント増の上昇率で48.0%ともっとも高く、東京都47.1%、福井県46.5%と続いた。熊本県、北海道、福岡県、佐賀県、島根県、新潟県は3割未満だった。

 一方、教員の英語力については、CEFR B2レベル(英検準1級など)以上を取得した英語担当教員の割合は、高校が前年度比4.9ポイント増の62.2%、中学校が前年度比1.8ポイント増の32.0%。

 授業で発語の半分以上に英語を使用している英語担当教員の割合は、高校では普通科45.1%、専門教育を主とする学科44.6%、英語教育を主とする学科80.5%、国際関係に関する学科83.3%、総合学科39.5%であった。

 平成33年度から全面実施される次期学習指導要領で「授業を英語で行うことが基本」となる中学校では、第1学年64.3%、第2学年63.2%、第3学年61.9%であった。

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12185-37478/photo/

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