カテゴリー別アーカイブ: 英語脳

人工知能から学ぶ「英語学習法」

日本人にとって、英語は、永遠の「課題」のようだ。
英語学習に関するさまざまな本が出版され、雑誌でもたびたび特集が組まれている。
しかし、なかなか上達しない。

英語学習は、多くの人にとって、「鬼門」のようだ。

今回は、英語の学習の仕方を、少し変わった視点から検討してみたいと思う。
すなわち、「人工知能から学ぶ英語学習法」である。

人工知能の技術の最近の発展は目覚ましい。
先日も、グーグルの開発したプログラムが、囲碁のプロ棋士に勝利したというニュースが人々を驚かせた。

すでに、コンピュータが人間に追いつきつつあると見なされていたチェスや将棋に比べて、囲碁は可能な打ち手の数が格段に多く、計算量が爆発的に多い。
人工知能が人間に追いつくのは、早くて10年先くらいのことではないかと予想されていた。

それなのに、これだけ早く人間に追いついてしまったことに、専門家の中からも驚きの声が上がっている。
人工知能がここまで急速に進化するとは、多くの人が思っていなかったのである。

人工知能の最近の発展を理解するうえでの重要なポイントは、そのプロセスで特に新しい「原理」が発見されたわけではない、ということである。

もともと、脳の神経回路がどのように学習するかという研究にヒントを得て、人工知能のプログラムの改良法は考案された。
したがって、人工知能が実行している学習法は、すべて、人間の脳がやっていることである。

脳が実行する学習則を、地道に繰り返すことによって、人工知能は成功している。
そこには、何のマジックもない。

一方、人間は、学習法がわかっていても、それを徹底しないことが多い。
画期的に新しい学習法を考案する必要などない。
ただ、基本を繰り返し、やればいいだけの話なのであるが。

たとえば、最近の人工知能は「達人」に学ぶ。
囲碁の打ち方でも、自動車の運転の仕方でも、達人と呼ばれる人たちが実際にどのような選択をし、行動をとるかを、ビッグデータで取り込み、解析する。

人間が英語を学ぶ際にも、同じ姿勢が必要である。
ネーティブなどの、英語が達者な人の発音をひたすら聞く。
そのことで上達するはずなのに、徹底してやることができない。

人工知能の学習において大切なことの1つは、実際の行動と正解の間の「誤差」を検出して、それが小さくなるように修正することである。これを繰り返すことで、急速に正解率が高まっていく。

しかし、英語学習において、誤差の修正を地道にやっている人はどれくらいいるだろうか?
書くことでも、話すことでも、自分のアウトプットを、お手本と比較して、修正していく。
それを繰り返せば、必ず、正解率は高まっていくはずなのである。

達人の英語のパターンの徹底的な反復学習と、誤差の修正。
この、基本中の基本という学習法に徹することによって、人間もまた、英語力を飛躍的に向上させることができるだろう。
そう、まるで、「人工知能」のように。

私が脳の研究を始めた24年前、まさか、人間が人工知能に学ぶ日が来るとは思わなかったが、時代は変わった。

人工知能の「学習の基本」の誠実な繰り返しに学ぶべきだろう。
英語習得に、マジックなどない。
敢えて言えば、繰り返しが魔法となるのだ。

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英語の習得に欠かせないある一つの方法とは

私は、普通の日本人と同じように、中学に入ってから英語を習い始めた。
入試の英語は、自分で言うのも何だがトップクラスで、苦労しなかった。
試験の類いはずいぶん長い間受けていないが、学生時代、当時受けられた英検1級や、国連英検特A級といった資格は、すべてとった。

英語は今でも好きで、ブラッシュアップを心がけている。英語での論文執筆や学会発表はもちろんのこと、英語で一般書を出すという目標に向けて、日々精進している。

さて、そんな私の体験から、また、脳科学の視点から、日本人の英語習得に欠かせないある一つの方法について書きたいと思う。

それはつまり、

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完璧さは不要! 英語が話せるようになる“本当のコツ”(2)

 日本人は、英語の基礎を知っているのに、会話になると苦手になってしまう人が非常に多い。そこで、前回の『完璧さは不要! 「英語」が話せるようになる“本当のコツ”』(関連記事を参照)に引き続き、苦手意識を払しょくするための方法を紹介していく。

 前回は、【「ネイティブ」を目指さない】、【完璧を求めない】などのコツを挙げたが、ほかにもまだまだあるので、下記を参考にして、ぜひ実践してほしい。

■フレーズや文章を繰り返してリズムをつかむ
 ネイティブがよく使うフレーズを「フレーズ単位」「文章単位」で覚えていく。一般的に、自分が聞き取れないフレーズは、自分でも話せないことが多い。従って、ネイティブが話す時の強弱の付け方、リズム、スピードに慣れ、自分のものにすることが大切だ。

(例1)I’m not gonna~(~しないつもり)

 ネイティブの発音を聞くと、「ナッ」にアクセントを置き「アムナッガナ」と言っているように聞こえる。

(例2)What have you been up to?(最近どうしてた?)

 こちらのフレーズのネイティブの発音を聞くと、「have」がほとんど発音されないことに気付く。

 こうした、文面ではすぐに意味が分かるようなフレーズでも、ネイティブの発音を聞くとまったく違うフレーズに聞こえてしまう。ネイティブと同じような発音・リズムで口からスムーズにこれらのフレーズが出てくるように、繰り返し練習しよう。

■英語を聞く習慣を身に付ける
 毎日の通勤・通学時間を利用して、英語のニュースや興味ある分野のポッドキャスト(ビデオ)を見たり聞いたりするのは、非常に効果的だ。

http://www.oricon.co.jp/news/2059109/full/

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「英語」が話せるようになる“本当のコツ”

 日本人は英語において、「読み書きはそこそこできるのに、会話ができない」と言われがち。
確かに、会話より文法に強いのは実際にあるだろう。
そこで今回は、そんな苦手意識を払拭し、英語を話せるようになるコツを2回にわけて紹介しよう。

■「ネイティブ」を目指さない
 「英語をペラペラに話せるようになりたい」「ネイティブのように話せるようになりたい」というのは、英語学習者が誰しもが掲げる目標だ。
だが、単刀直入に言うと、幼少期にある程度を英語圏で過ごした帰国子女でもない限り、ネイティブと全く同じように英語が話せるようになることは、ほぼ不可能だ。

 だからと言って、「それなら、英語を勉強しても無駄!」とは思わないでほしい。
ネイティブになるのは不可能でも、努力次第でネイティブに極力まで近づくことはできる。
日本人特有のアクセントが多少残っていても、あるいは時々会話が聞き取れないことがあっても、トレーニングを続けることで、自分が「よりネイティブ近い」英語が話せていると認識できる日が必ず訪れる。

■完璧を求めない
 間違えることを臆せず、とにかく話してみる人は、言語の習得が早いと言われる。とはいえ、残念ながら、多くの日本人は「完璧に話したい」「日本語訛りのアクセントは恥ずかしい」と強く意識してしまうあまりに、積極的に英語で会話ができないことが多い。

http://www.oricon.co.jp/news/2058843/full/

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