カテゴリー別アーカイブ: 未分類

TOEICで高得点だと英語が話せるか?

様々な教育機関や企業で、英語力の実力判定にTOEICの点数を使っています。管理職なら700点以上、海外事業部なら800点以上といった具合に、役職や配属の条件にTOEICの点数を採用しているところも多いようです。 

こうした影響もあり、本屋さんに行けば対策本がズラリと並んでいます。今や英語学習の目的はTOEICで高得点を取ることになった、と言ってもいいくらいです。 

TOEICの点数が高いと話せるか? 

ビジネスで使える英語能力の向上をめざしてTOEICが開発されたのは、1979年のこと。写真は1981年、入社式の翌日にTOEIC試験を受ける電通の新人社員たち 
では、TOEICで高得点が取れると実際に英語が話せるようになるのでしょうか? 

結論からいうと、TOEICの点数「だけ」が高くても、英語を話せるようにはなりません。 

実際、900点を超えていてもほとんど話せない人などいくらでもいます。考えてみれば当たり前の話で、TOEICにはスピーキングテストがありませんから、「TOEICで高得点=話せる」はずがないのです。 

僕が経営する語学学校 Brighture English Academyにも、TOEIC高得点の方が続々とやってきますが、どの方もスピーキングで本当に苦労しています。また話せないだけでなく、書くのも遅いうえに間違いだらけの方が大半です。 

冠詞や時制はおろか、三人称単数現在形の動詞さえも間違えており、自分でそれを初めて認識して愕然とする人が後を絶ちません。発音に至っては初心者でも高得点者でもほとんど差がありません。 

その一方で、TOEICがやっと600点ぐらいでも、かなり話せてしまう人も少なくありません。以前Brightureで受講された方で特に印象に残っている方が3名いますが、そのうち2名はTOEIC500点未満なのにも関わらずそこそこ上手に話し、有名な外資系企業で要職についていました。 

もう1名の方は、最終学歴が中学卒業で、その後クラブ通いをして外国人の友達を作って英語を覚えたというちょっと変わった方でしたが、外資系企業などで普段英語を使っている方と大差ないくらい話せました。 

3名とも文法はかなり微妙でしたし、語彙も限られていましたが、自分の知っている単語や言い回しをフル活用して、うまく意思疎通を果たしていました。 

「使うこと」を常に念頭におく 

ではTOEICが高得点なのに喋れない人と、この3名のように低い得点でも話せてしまう人とでは何が違うのでしょうか? 

最も端的な違い、それは「通じること」を最優先にしているかどうかです。この3名はとにかく「通じるかどうか?」だけを指針に英語を身につけて来たのに対し、高得点なのに喋れない方というのは「TOEICで高得点を取ること」を最優先課題とし、巷に溢れるTOEIC攻略法をみっちりと研究し、それを忠実にこなして来た方が多いのです。 

しかし、TOEICで高得点を取るのと、英語を話せるようになるのは、はっきり言って別のスキルです。TOEICで高得点を取りたければ、TOEICに頻出する単語を最優先で暗記し、過去問題をやり込むのが最短距離です。 
 

続きはこちら 

 

富山で英会話・こども英会話・企業派遣・短期留学のことなら 

英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校

ポンポンと英語が口から出る人の脳内では何が起こっているのか?

以前は「バイリンガル環境で育つ子どもは、一定時期にわたって言語能力の発達が遅れる傾向がある」などという指摘もありましたが、むしろ、バイリンガルの子はIQが高いという報告がなされているのも事実です。

じつは、通常の外国語学習者についても、似たようなことが言えます。このメカニズムは、みなさんも大いに関心があると思いますので、今回と次回でこちらを説明しておきましょう。

旧来の英語教育を受けた日本人が、英語を話せるようにならないのは、いわば日本語用のOS(基本ソフト)を使いながら、英語用のアプリを走らせようとしているからです。つまり、すでに脳内にある「私」「犬」「見る」といった情報に「I」「see」「dog」を対応させて記憶し、さらに英文を組み立てるときのルール(つまり文法)を知識として書き込んでいるわけです。

「え、それが普通じゃないの?」と思いましたか?では、こういう学習しかしていない人が英語を話そうとすると、どんなことが起こるでしょうか?
たとえば、「私の犬を見ましたか?」と英語で言いたいときを考えてみましょう。
1. まず「私の犬を見ましたか?」という日本語文を考える
2. 日本語文に含まれる語彙を英単語に置き換える
3. 英文法に基づいて語順や時制などを整理する
4. でき上がった英文を声に出す
あえて複雑に書きましたが、これはつまるところ、和文英訳のプロセスです。旧来の学校英語や受験英語が鍛えているのは、和文英訳/英文和訳の能力でしかありません。
これには異常に時間がかかるため、実際の会話では役に立ちません。また、日本語の知識に英語の知識を「対応」させているだけなので、時間とともに英単語や英文法の知識が抜けていけば、学習成果はきれいさっぱり頭から消去されます。
これこそが、「6年間も学んだのに何も英語を覚えていない日本人」の脳内で起きていることなのです。

続きはこちら

富山で英会話・こども英会話・企業派遣・短期留学のことなら
英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校

【新春特典】明けましておめでとうございます。

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年も変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

新春お年玉特典!!
1/20までにお問い合わせいただき、入会された方には入会金を0円にします。

もし休校日の場合でも、お問い合わせフォームからお問い合わせいただければ適用させていただきます。

問い合わせしようか迷っている方は、この1/20までにお問い合わせいただければ大変お得になります!!

この機会にぜひお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

 

富山市 山室・五福/滑川市で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら

英会話スクール アクシース

小さい子に「英文法ファースト」はNG

子どもに英語を学ばせるときに、やってしまいがちなことの2つめは、最初から文法だけを教えてしまうことです。 
「英語」がそれなりにできた親ほど、子どもがまだ小学校低学年なのに、文法の参考書や問題集を買い与えてしまいがちです。もしお子さんがまだ10歳以下なら、「文法ファースト」の学び方は、絶対に避けるべきです。

 
たしかに、親の世代が高校の「英語」でまず習ったことといえば、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)からなる5文型だったのではないでしょうか。中学でも、ひととおり簡単な挨拶を学んだら、次にはbe動詞の解説が待っていたと思います。 

フォニックスのような「音のルール」はしっかり押さえるべきですが、逆に、「構文上のルール」には重きを置きすぎないようにしてください。 
たとえば、従来型の受験参考書には「不定詞」の単元があり、まずはそのフレームワーク(名詞的用法、副詞的用法、形容詞的用法)についての解説があります。さらに、その枠組みを使うことで、例文などの意味がわかる、といったつくりになっています。 

過去の学校教育では、授業でこの骨組みを生徒に学習させ、テストでその知識を問うのが当たり前だとされてきました。受験対策塾はその性格がいっそう強いと言えます。 
与えられた英文に対して適切なフレームワークを選べば、その文意が「解読」できるようになる――まるでパズルゲームのような発想です。 

受験英語に共通する「モジュール積み上げ」の考え方 

もっとも、僕は文法学習を否定する気はありません。J PREPでも、中高生向けの授業では、意外と多くの時間を文法学習にあてています。 
ただし、中学生から本格的に学びはじめた生徒の場合、だらだらと中高6年間をかけるのではなく、中学3年間で大学受験レベルまでの文法知識を一気に網羅します。そのあとで、多読や作文、会話練習などをしながら、知識を定着させていくのです。 

SLAの研究でも、学習者がある程度の年齢を過ぎているなら、音声のインプット/アウトプットだけでなく、母語も用いたロジカルな理解を組み合わせたほうが、学習効率が高まることがわかっています(Spada and Tomita, 2010; Norris & Ortega, 2000; Lightbown & Spada, 2013)。 

ですので、ここで問題にしたいのは、文法を学ぶことそのものではありません。そうではなく、「文法だけ」を抜き出して学ぶ学習モデルのほうです。 

とくに、テスト対策として教えられる「英語」では、こうした部分からのアプローチが支配的です。 
いきなりまとまった文章を与えるのではなく、とにかく「be動詞」「不定詞」「現在完了形」「英単語」といったモジュール(部品)を子どもたちに植えつけ、それらを使って短文の不自然な寄せ集めを「解読」させているのです。 

「昔よりはマシになった」とよく言われる大学受験のセンター試験「英語」ですら、いまだにモジュールの知識を問うものが大半を占めています。長文読解とは名ばかりの、「部品」がわかれば解ける問題がほとんどで、「文章の概要を大づかみに把握する力」には重きが置かれていません。 

 

続きはこちら 

 

富山で英会話・こども英会話・企業派遣・短期留学のことなら 

英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校

英語をどう学ぶのか

前回の私のメッセージでは、

何時間英語を学習するかではなく

「どう学ぶか」、つまり学習方法が外国語習得の場合、

非常に重要だということをお伝えしました。

 

 

今回は、いままでの学習で頑張ったにもかかわらず、

結局なぜ英語が使えるようにならなかったのか?

そしてどういう方法なら使えるようになるのかをお話していきます。

 

 

この問題を解決しない限り、

また頑張っても、成果が出ず、

挫折して、多くの時間を無駄にしてしまいます。

 

 

さて英語学習というと、

日本人がとても苦手というイメージがあります。

多くの日本人は大変勤勉な勉強家です。

これを見ているあなたはその中でも、特に勉強家かと思います。

 

 

それでも英語が身につかない、

これは学習方法の誤りが原因です。

 

 

語学力を読む・書く・聞く・話すに四分割すると、

日本人の場合、聞くこと、そして話すことに苦手意識を持つ人が多いようです。

 

そしてこの主な原因は学習の時間配分によるものです。

日本人の場合ほとんどの学習時間は読むことに割かれます。

80%以上と言っても良いかもしれません。

そして、その他3分野は5%~10%程度しか使われません。

実務で英語を使う人でもメールやドキュメントの読み書きがほとんどのはずです。

 

 

日本語の場合、テレビを見たり、人の話を聞いたり、授業を受けたりと、

ヒアリングの時間が多くを占めます。

 

 

同じ言語という学習分野で、時間配分が間違っていることが問題なのです。

これは学校教育がそうなっているため、

社会人になってもこれを引きずっている人が多いことによります。

 

 

本当は学習方法に問題があるにもかかわらず

そのため留学など特別な体験をしないと、

英語は身に付かないという固定観念が日本人には植え付けられてしまっているのです。

 

 

もちろん他にも問題はあります。

次回は日本人が抱える英語学習の問題をあぶり出し、

どうすればそれを解決できるのか具体的な提案をしたいと思います。

 

 

富山市 山室・五福/滑川市で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら

英会話スクール アクシース

いままでと同じ方法では、 いままでと同じ結果しかならない

このブログを読んでいただいているということは

あなたは英会話に関心がありながら

下記のような問題や悩みを抱えているのかもしれません。

 

  • 英語学習に取り組む時間がほとんどとれない

  • 英語に対するポジティブなイメージがもてない

  • 文法が気になって言葉がなかなか出てこない

  • 英語をアウトプットする機会がなく会話力が上がらない

 

安心してください。

上記のような悩みは日本人の英会話学習者であれば

ほとんどの人が感じる悩みです。

 

 

そしてこうした悩みを持つということはいままで

少なくとも学校教育以外に何度か英語学習に自主的にトライした経験があるのでしょう。

その結果、一定期間がんばったにも関わらず、

結果がなかなかついてこないため、

いまでは参考書や教材がほこりをかぶってしまっているのかもしれません。

 

 

しかしあなたは何かのきっかけがあり、このブログを読んでくださっています。

またがんばってみたいと思っているのであれば、

ぜひその火種を消さないでほしいと思います。

 

しかしいままでと同じ方法では、

いままでと同じ結果しかならないのも事実です。

 

 

パソコンや簿記など、

社会で使えるスキルは学校教育の応用で何とかなるものです。

しかし英語学習においては学校教育だけでは

文法について詳しくはなりますが、

いつまでたっても英語を上手に伝えることはできません。

 

何時間英語を学習するかではなく

「どう学ぶか」、つまり学習方法が外国語習得の場合非常に重要なのです。

 

次回は、いままでの学習でなぜ英語が使えるようにならなかったのか?

どういう方法なら使えるようになるのかをお話していきます。

 

 

富山市 山室・五福/滑川市で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら

英会話スクール アクシース

日本人の英語を駄目にする大人たちの考え方

4歳の娘の英語から学んだこと
It doesn’t make me feel like a cat.

と淀みなく4歳の娘が言う。

「このジュースを飲むと猫になってしまう」という遊びをしていて、私は猫になったのだが、娘がそのジュース(架空)を飲むと、

It doesn’t make me feel like a cat.(猫のような感じにはならないなぁ)

と言ったのだ。

私のような、日本語をしっかり学んだあとで英語を学んだ40代の日本人にとって、文章としてはとても基本的なこういう文章を、反射的に言うのはそれほど簡単ではない。

英語を大人になって再度学びはじめた人にとっては、

It doesn’t

という初歩中の初歩の文法でさえ、すぐには思い出せない。

そういう言い回しを、4歳の娘がさらっと言う。

It don’t make〜とは間違えない。

書籍『娘に英語で話し続けたら、2歳で英語がペラペラになった。』に書いたとおり、私は教育という教育を娘にはしていない。私がit doesn’t make と言うのだと、教えたことは一度もないのだ。

ただ、0歳から英語で話しかけている。それだけだ。

そう私が世界の片隅で呟いても、誰も信じない。

基本的に人は、「何もせずに得られることはない」と考えている。

「英語は難しい。ハードに単語を覚えなくてはならない」と考えているし、「英語を覚えるための方法があるはずだ」と考える。

「そうではないのだ」と誰かが言っても、それが超能力でもあるかのように、誰も信じない。もう、「信じる心がない」としか言えない。

年配の人は、結構猛烈に反対してくる。
私のまわりにも、幼児に対する英語教育に反対する人は多い。

年配の人は、結構猛烈に反対してくる。

続きはこちら

富山で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら
英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校

「 英単語」はどこまで暗記すればいいのか

■英単語はいったい何語覚えたらOK? 

英単語といっても星の数ほどある。ビジネスマンにとって必修の英単語がわかれば、とても助かるのだが、何かいい手はないか? 

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」を勧めるのがジーエルアカデミア代表取締役の塚本亮さんで、「このサイトには、英英辞典に使われている3000語が掲載されていて、それらをすべて覚えれば、基本的に英語で何でも説明できるはずです」という。 

また、児童英語研究所社長の船津洋さんは「大卒のミドルなら、4000語は覚えたはず。それらを使いこなせれば十分です」といい切る。 

「ただし、英単語が持つ“価値”を理解することが肝心。たとえば『I run over the papers.』の『run』は、“走る”ではなくて“目を通す”ということ。『run』の持つ『サーッと動く』という単語の価値がイメージできれば、日本語訳を暗記しなくても、意味が掴めるようになります。それには、多くの英文を読み、英単語のさまざまな使い方を知る必要があります」 

船津さんによれば、使えるのが4000語なら英検2級、7000語なら英検準1級のレベルだそうだ。 

■覚えた英単語を会話で使えない理由は? 

学生時代には英単語の書き取りテストが得意だったのに、「いざネイティブに英語で話しかけてみると、意味が通じない」という人がよくいる。英語の達人たちによれば、「実用英語とかけ離れた、日本式の学校英語にとらわれている」ことが要因のようだ。脳科学を長年研究してきた元帝京平成大学教授の後藤秀機さんは、「単語帳で覚えた英単語の意味は、実際の会話ではほとんど役に立たないことも多いです」という。 

「学校で習った英語は、読み書きで使う文語なので、口語としては使いにくいのです。同じ単語でも、会話では違う意味で使うこともあります。たとえば、『Do You have a bathroom?』といわれたら、『あなたはトイレを持っていますか』と質問されたのではなく、『トイレはどこですか』と聞かれたのです」 

船津さんは、「『I’m in on it』という台詞は訳しにくいですが、何かについているという『on』のイメージをつかめれば、『オレも一緒にやるよ』といった意訳ができるのです」と話す。 

そもそも英語と日本語は本質的に違う。「単語対単語で置き換えず、『go to bed』は“寝る”といった具合に、単語の塊で覚えるのも手です」と、塚本さんは勧める。自然科学研究機構生理学研究所教授の柿木隆介さんも、「無理に和訳せず、英語のままのほうが、意味がわかるケースも多いですね」という。 

■単語帳とにらめっこよりいい方法とは? 

そんな悩みを解消するには、「やはり音読が一番」と柿木さんはいう。18カ国語を操った考古学者のシュリーマンも、音読で外国語を短期間のうちにマスターした。 

「音読すると視覚野だけでなく、聴覚野、運動野など脳の幅広い部位が活動し、記憶が定着しやすくなります。さらに、視覚と聴覚を司る神経細胞がとりわけ多いので、英単語の意味を表す絵や図を見ながら音読すると、視覚野も同時に働いて覚えやすくなります」 

後藤さんは音読を繰り返す効果について、「発音記号付き“辞書”ができるウェルニッケ野と、言葉の発声を担うブローカ野の間で、神経細胞が強く結びつき、“英語の回路”が出来上がります。そうなれば、自然と英語が口をついて出てくるようになります」という。 

そして、後藤さんは英語の発音を覚えるのに、自分で考案した「新カタカナ表記」を勧めている。 

「発音記号で無理に覚えようとすると、英語が嫌いになってしまいます。日本人が知っているカタカナと関連づけたほうが、発音を覚えやすいのです。そこで新カタカナ表記は、ネイティブの発音に近くなるように工夫しています」 
 

続きはこちら

富山で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら
英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校

ビジネス英語のカリスマが明かす「英語上達の第一歩」

夢を現実にするためには目を覚ませ

 

グローバルなキャリアを目指すのであれば、英語の学習は必須です。

「中学生の英語レベルで日常会話は用が足りる」などは俗によく言われることですが、いっぱしのビジネスパーソンが中学生レベルのカタコト英語では教養が泣きます。

 

「一生懸命話せば何とか意思は通じる」「シャワーのように英語を浴びているだけで、やがていつか英語が話せるようになる」「日本式発音でも理解してもらえる」「文法など知らなくてもいい」「簡単な単語数語だけ並べても通じる」……。

 

巷には英語学習に関するこうした「俗説」が溢れています。これらはすべて「神話」だと思ってください。こんなことは「夢」の世界にしか起こりません。

また、都合のいいことに、枕の中に組み込まれたテープレコーダーから流れてくる英語を聞きながら眠れば、寝ている間に英語がうまくなる、といった文字通りの「夢の機械」もかつて登場しました。最近はあまり話題にならないのは、効果がなかったからなのでしょうか。

 

夢を現実にする一番いい方法は、目を覚ますことである。
The best way to make your dreams come true is to wake up.
―Paul Valéry (French poet, 1871-1945)

こう言ったのはフランスの詩人のポール・バレリーです。

 

「現状でそれほど努力せずに英語を上達することができるのだ」と思っている限り現状維持です。それよりも上の段階に行くことは無理でしょう。

まず目を覚ましてください。

 

 

漫然と聞く英語は、ただの雑音でしかない

 

ただぼんやりと「シャワーのように」「BGMのように」英語を聞いていたのでは、どんなに長時間行っても効果は上がりません。

一般的に「リスニング」といっても、コミュニケーション理論ではSIERという4つの段階があると言われます。それを「きく」「聞く」「聴く」「効く」と表してみました。

 

まずいちばん低いレベルが「きく」(Sensing)です。これはセンサーが音を感知する状態、つまり「音がしている」ということを知覚する段階です。

英語をシャワーのように「浴びる」という行為は、この段階にあたります。その音がどのような意味を持っているかといったことは、まったく識別していません。英語を「音」として聞いているだけで、「言葉」を理解しているわけではないのです。

 

この次が「聞く」(Interpreting)の段階です。これは相手の言っていることの意味がわかるというレベルです。つまり音を言語として認識し、その意味がわかるという段階。

英語の音に慣れてくると、最初は雑音にしか聞こえなかったものの中から、言葉やフレーズが聞き取れるようになります。それはまさにこの段階です。

 

3番目のレベルは「聴く」(Evaluating)で、相手の話している内容を理解・把握し、その内容について考察・吟味できる状態を指します。評価を下すという、より能動的で積極的な行為です。

 

そして最後の段階が「効く」(Responding)。これは相手に対して、適切な反応をする段階です。相手の話をきちんと聞き、理解し、評価を加え、適切な反応を発信することを指します。このレベルで本当のリスニングが成り立つのです。

 

英語をただ音として、センサーのように感知していたのでは、何千時間聞いても上達しないのは当然です。真剣勝負のつもりで、注意力を集中して聞かなければ効果はありません。

ただ、人間の注意持続時間(attention span)が10分間程度とすれば、あまり長い間リスニングを続けると効率は落ちます。

 

漫然と一日中英語を聞いていても、それはただの雑音にしかなりません。それよりも10分でも15分でも集中して聞くほうがずっと力になります。

せっかくの教材を生かすも殺すもあなた次第なのです。

 

 

続きはこちら

 

富山で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら
英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校

就活に英語は必要? 就活で英語力を効果的にアピールするコツ5選

就活生のみなさんは、就活に英語は必要だと思いますか?

 グローバル化という言葉が頻繁に飛びかう現代。外資系企業や商社、メーカーなどはもちろん、その他の業種でも社内で英語を使う企業が増えてきました。スピードが勝負のビジネスシーン。

社内用語を英語で統一していれば、いちいち英語から日本語に翻訳する手間や、グローバル人材を獲得する際に起こる言語コミュニケーションの障害を省くことができ、時間の効率化ができますし、余計なコミュニケーションロスが起きません。グローバル化が進む今後の社会にふさわしい体制といえます。

 また、小学校で英語が教えられはじめるなど、教育シーンもグローバル化に対応し、いっそうグローバル化に拍車がかかっている状態です。

 国内企業では、まだまだ英語を話せない人が多いのも現状ですが、今後より一層就活生に英語力を求める動きは強まってきそうですよね。そんな状況を踏まえた上で、就活で英語力を効果的にアピールするにはどうしたらいいのでしょうか。就活と英語の関係と、就活で英語力をアピールする際の効果的なアピール方法のコツをご紹介していきます。 

■就活に英語は必要? 就活と英語の関係とは

 就活における英語の必要性は以前から話題になっていますが、2010年代初頭には英語を社内公用語とする企業が増えてきました。楽天やファーストリテイリング、アサヒビール、シャープ、日立など多くの企業が社内公用語、あるいはTOEICの超えるべきスコアを設定するなど、さまざまな英語への取り組みを行っています。 

このような企業や、海外に輸出入を行っている企業であれば、入社後に英語を使う機会も今後増えてくるはずです。就活で英語をアピールする際には、その企業のグローバル戦略をよく把握した上で、アピール文を作っていきましょう。 

■就活で英語力をアピールする際の注意点 

まず、英語力のアピール方法を具体的に考える前に、下記2つに注意しましょう。 

1.英語はあくまでツールであるということを認識する 
 英語は話すための言語でありツールです。ただ英語が話せるからといって、仕事がすばらしくできるようになるわけではありませんよね。大切なのはそれを使ってなにができるか、なにを学んだのかということです。英語ができるからと短絡的にアピールするのではなく、英語を使って学べたことをアピールすることが重要です。 

2.アピールすべきは企業の求めている能力だと認識する 
 英語ができることと、その会社に合った人材ということは全く別問題です。もし英語力が求められていないのに、英語力だけをアピールしてしまった場合、ただの自慢になってしまいます。まったく求めていない自慢話を聞かされる面接官は困ってしまいますよね。自分がアピールしたいことを伝えるのではなく、相手が求めているものを伝えるのが正しいアピール方法です。

 就活で英語力をアピールしたい場合、ただの自慢にならないためにもまずは英語力をいったん頭から外しておき、企業が求めている人材像にフォーカスしましょう。その中で英語力を身につけたエピソードが使えそうであれば、アピールのときに使うのがおすすめです。 

上記を踏まえて、英語力をやはりアピールしたいという場合、どうすれば効果的にアピールできるのでしょうか。続いて、英語力を効果的にアピールするコツをご紹介していきます。

■就活で英語を効果的にアピールするコツ
 

続きはこちら

 

富山で英会話・キッズ英語・講師派遣・語学留学のことなら
英会話スクール アクシース 富山校/五福校/滑川校