イギリス英語vsアメリカ英語、映画やドラマでもよく使われる言葉の違いとは?

どちらも英語を話すイギリスとアメリカでは、それぞれの国が製作した映画やドラマはもう一方の国でも字幕版や吹替え版になることなく、当然そのまま上映・放送される。
だが、イギリス英語とアメリカ英語には、実は異なる点も多いのだ。

そこで、映画やドラマでよく使われる単語を例に、英Radio Timesがイギリス英語とアメリカ英語の違いをまとめているので紹介しよう。

■Dummy
イギリスでは赤ちゃんが使うおしゃぶり、アメリカでは一般的にはマネキンや腹話術の人形のこと。
「赤ちゃんにDummyをくわえさせて」という一言に、アメリカ人は「えっ、マネキンを?」と一瞬混乱する場合もありそうだ。

■Biscuit
イギリスではクッキー、アメリカではスコーンのような焼き菓子を指す。
イギリス人はよく、紅茶に”ビスケット”を浸して食べるのだが、アメリカの”ビスケット”で同じことをやったら、崩れた生地の欠片が紅茶に浮かぶことになるだろう。

■Jumper
一般的にイギリスでは衣服のセーター、アメリカでは”跳躍する人”のこと。ヘイデン・クリステンセン主演のアメリカ映画『ジャンパー(原題:JUMPER)』は、イギリス人にとっては思わずセーターを思い浮かべてしまう、SFアクションらしからぬタイトルなのだ。

■Rubber
タイヤなどの原料になるラバー、つまりゴムのことだが、イギリスでは日常的に消しゴムの意味で使われる。ところが、アメリカではコンドームの意味でも使われる。
「ラバー貸してくれる?」なんて一言は、アメリカ人には妙な妄想を引き起こしかねないのだ。

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