渡辺直美さんのニューヨーク留学から考える『留学の成果』とは?

– きっかけはオリエンタルラジオの中田敦彦さんからの「短所より長所を伸ばせ」とのアドバイス。
– 自分の長所だと思う表現力を学びたくなった。
– 留学で分かったのは、自分の良さとかやりたいことは口に出さないとわかってもらえないこと。

渡辺さんが留学で手に入れた成果のひとつは「自分の良さとかやりたいことは口に出さないとわかってもらえない(ことがわかったこと)」のようだ。
留学によって手に入る成果には『目に見える成果』と『目に見えない成果』がある。
渡辺直美さんの語った成果は、『目に見えない成果』に分類されるであろう。
本稿では、『目に見える成果』と『見えない成果』という軸で、留学の成果について考察してみたい。

■ 目に見える成果
留学する人全員が明確な目的をもっているとは限らないが、大半の人は目的がないと留学決断に至らない。
「英語力を上げたい」「資格を手に入れたい」「大学を卒業したい」「職人としてレベルアップしたい」「海外で働く経験をしたい」など『目に見える成果』を挙げる人が多い。

『目に見える成果』は、伸びたTOEFLスコアや、学歴という形でデータが残される。
履歴書に書くことができるし、就職活動にも活かせる。
フランスでシェフ修行した経験も、カナダでツアーガイドをした経験も、具体的に文字に表せるからキャリアに転化させやすい。

■ 目に見えない成果
一方、留学には『目に見えない成果』もある。
「打たれ強くなった」「知らない人とのコミュニケーションができるようになった」「トラブルが起きても冷静でいられるようになった」「日本を客観的にみられるようになった」「親に感謝するようになった」・・・などである。

『目に見えない成果』は、副産物としてもたらされることが多い。
「打たれ強くなった」という成果を得られた人は、慣れない環境で日々驚くことが起きたり、思うように伸びない実力に地団駄を踏んだりしている間に気が付いたら打たれ強くなっているものである。

『目に見えない成果』は、文字にしづらい。
履歴書には書けないし、面接でアピールするのも難しい。

しかし、帰国した留学生たちのほとんどは『目に見える成果』よりも『目に見えない成果』のほうに、より高い充実感を得ている。
これはなにも留学ばかりでなくスポーツでも受験でも同様であろうが『目に見える成果』を手に入れる過程で『目に見えない成果』は嬉しいおまけとしてついてくる。
ときとして、このおまけはその後の人生を支える大きな支柱となる場合もある。

■ 『目に見えない成果』が将来に及ぼす影響

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