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脳を理解すれば、英語力は無理なく伸びる

脳を理解すれば、英語力は無理なく伸びる

 私たちは、脳がコンピューターと同じようなものだと考えがちですが、実際には全く異なる情報処理を行っています。ですから、脳を単純なマシーンだと考えると、とんでもなく遠回りで効果の出にくい学習を行うことになります。逆に、脳の働き方をよく理解すると、最小のストレスで、高い効果を実現できます。

 今回はこの点にフォーカスし、脳に合った英語の学習法について考えてみたいと思います。

ポイント1 7割主義で行く

 脳は、ある意味でいい加減、ある意味で融通の利くシステムで、指示されたことを指示された通りに行うコンピューターとは異質な働き方をします。また、そんな“緩いシステム”が作ったわけですから、言葉も精密には出来ていません。
例外があったり、文法的に説明できない点が多々ありますし、時とともに変化したりもします。英語が苦手、英語が嫌いという人の中には、この曖昧さに嫌気が差した(=疲れを覚えた)人も多いかも知れません(※)。

(※)文法理論には、主なものでも4~5種類あり、今でも様々な研究が続けられています。それだけ言葉は複雑なものなのです。

 脳は、いわば「7割マシーン」で、10割の学習も出来ないことはないですが、目的意識や、好き嫌い、体調、さらには気分によって、つねにそのパフォーマンスは揺らいでいます。ですので、あまりに“完璧”を求め過ぎると、学習効果は上がるどころか、著しく低下します。

 言葉の学習については特にそうです。ですので、英語の学習においても、まずこの点を理解して、「取りあえず7割出来ればOKだよ」と、脳に話しかけるような気持ちで取り組むようにすることが大切です。そのようにすると、心身がリラックスして効果が上がりやすくなります。

 また、脳を「7割マシーン」だと考えると、「3割程度はミスをして当たり前」という事にもなりますので、会話などでも英語を話しやすくなります(※)。

(※)実際、脳はミスを繰り返しながら学んでいくように出来ています。ミスを通じて知識や経験を積み上げることで、色々な引き出しができ、状況に応じた柔軟な判断が出来るようになるからです。人間が臨機応変に、また創造的に言葉を使うことができるのは、脳にこのような性質があるからです。

ポイント2 脳は勝手に学習をしてくれる

 次に大切な点は、つねに緊張して、「覚えないといけない」「忘れちゃいけない」「理解しないといけない」と考える必要はないという点です。なぜなら、取りあえず7割程度の精度でインプットを行うと、脳がそれを勝手に整理して9割~10割のレベルにまでまとめてくれるからです。

 この点については、7割程度の「ゆる~~い復習」を、「適切な時間」を置いて繰り返すとはっきりと実感できます。復習するまでの間、特に勉強していなくても、なぜか記憶が定着していたり、理解が進んでいたりするからです。

 なぜこのようなことが起こるかと言うと、(いい加減なはずの)脳が、実は意外に真面目で、私たちが勉強をしていないときにも、学んだ情報をせっせと休みなく整理してくれるからです。

 あなたにも、書籍やテキストなどで、初めは難しいと思っていたことが、時間が経って見直すとなぜか易しく思えたという経験があるはずです。この種明かしは、「脳が勝手に学習を進めてくれた」なのです。このようなことが起こるのは、脳では多数のCPU(ニューロン)が複雑につながり合い、協力し合って作業しているため、学習を終えた後も、情報のやり取りがしばらくの間続くからです。つまり、情報処理の完了までに時間がかかるからなのです(※)。

(※)よく、3カ月間も集中して勉強したのにTOEICのスコアが上がらないといった話を聞きますが、これも同じ理由で、個人差がありますが、学習が成果として表に現れるまでには、通常2~4カ月程度はかかります。この点が理解できていないと、無闇に焦ることになり、悪循環に陥ります。

 記憶についても、「忘れまい」と頑張るのは逆効果になります。なぜなら、それはせっかく受け取った情報を整理し、定着させようとしている脳の邪魔をすることになるからです。脳を信頼し、「忘れるものは忘れるに任せる」というようにすると、かえって記憶が定着しやすくなります。

 普段、私たちは追われるように勉強することが多く、脳にもプレッシャーをかけがちですが、少し“間”を置いて、ゆるやかな目で見てやるようにすると、脳は意外な潜在力を発揮します。これは少し嬉しい体験で、「もう少しやってみるか…」という動機にもつながります。

 ここで気になる点は、復習のタイミングとして「適切な時間」がいつかという事ですが、これは脳と“相談して”決めます。相談というとややこしそうですが、ようは「自然にやる気が起こるかどうか」で判断すれば良いのです。

 よく、記憶は●●日後に失われていくので、●●日ごとに復習と行うと良いといったことが言われますが、事はそう単純ではありません。脳が情報を扱う仕組みは極めて複雑だからです(※)。

(※)脳が言葉を処理する能力に関しては、以前は特定の部位が働くと考えられていましたが、現在では多数の部位が複雑に関わっている事が分かっています。言葉が人間の思考や感情に深く関わっている事を考えると、これは当然だといえるでしょう。私が、英語を学習する際に、母語である日本語を有効に活用するべきだと考えるのはこのためで、リッスントークなど、英語関連の教材を作る際には脳の働き方に細心の注意を払います。

 ではどのように復習すれば良いかというと、例えば、一度学習したテキストが7冊あるとすると、それらをパラパラとめくったり、音声を聞いてみたりして、「これならもう一度やってもいいかな…」とか「お、これはもう一度やってみたい」と感じるものをそのタイミングで復習すれば良いのです。なぜなら、このように思えるということは、脳内で以前に学習した内容が整理し終わっているという事だからです(※)。

(※)やる気の起こるのが、テキストの第3章だけという場合もありますが、そのときにはそこだけをやるようにします。“脳の気分”に逆らうのはご法度です。

 ちなみに、いつまで経っても全くやる気の出ないテキストというものが必ずあります。そのような場合にはどうすれば良いのでしょうか――迷わず捨てて下さい。少なくともいくらかは学習したわけですから、完全な無駄にはなりません。脳が好まないものを無理やり押し付けると、疲弊するだけで、効果は上がりません。やる気の出ないテキストはどんどんと捨て、新しいものを試してみて下さい。どんな発見があるか分かりませんし、もし相性の良いものに出会うことができると、それは“宝”を発見したようなもので、色々な意味で必ず大きなプラスになります。

 もちろん、何度も復習したくなるテキストは、心行くまで使いこなして下さい。すべては、脳との“相談”であり、あなたの感覚・感性の問題です(※)。

(※)本連載の第6回で紹介した「遊びながら学ぶ極意」の彼女は、自分の感覚にしたがって、気の向くままに学習をしたわけですが、じつは、最高の学習テクニックを実践していたという訳です。
ポイント3 脳をだます

 脳は気ままです。コンピューターなら一度プログラムを起動すると“一心不乱”に作業をしてくれますが、脳はそうはいきません。というか、脳の中はつねに雑念が浮かんでは消えているという状態で、なかなかこちらの思うようには集中してくれません。ではどうすれば良いでしょうか。

 ――答えは「脳をだます」です。

 あまり良い言葉ではありませんが、相手が気ままな以上、こちらもそれなりの工夫をする必要があります。脳をだますには大きく3つの方法があります(※)。

(※)ひとつの鉄則として、日本語を巧みに使うとそれだけで脳はだまされやすい状態になるという点を押さえておいて下さい。これはコラムの中でこれまでに何度も指摘してきた点です。

●1つ目 脳が喜ぶことに英語を結び付ける

 これは、気まぐれな脳をコントロールする最良の方法です。例えば、脳が好む洋画や洋楽を素材に使うと、たとえ、英語にたいして「嫌だ」という気持ちがあっても、一種の錯覚を起こし、英語を学習してくれます。このとき、積極的に日本語字幕や和訳を利用して、「ほら、こうすると意味が大体のところ分かるじゃないか。どうと言うことは無いよ」と、“説得する”ようにすると、抵抗感がさらに薄くなって、脳は上機嫌で学習してくれます。

 また、どうせだますなら、ついでに洋画や洋楽の中でも、?なるべく短く平易で、すぐに使えるセリフが入っているもの、1.セリフの多いもの(=無言のシーンが少ないもの)、2.スラングが少ないもの――を使うようにしましょう。心は熱く、頭はクールに。心が動かないと学習は効果を上げにくいのですが、そこはやはり現実的であることも大切で、“クールに脳をだます”というわけです。

●2つ目 脳の隙を突く

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アメリカ英語とイギリス英語を比較!知っておきたいこと4つ!

いまや多くの国々で話されている英語ですが、「英語」と言えば「アメリカ」「イギリス」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
同じ「英語」でもアメリカ英語とイギリス英語には様々な違いがあるんです!

今回は「アメリカ英語」と「イギリス英語」の違いを4つのポイントに分けて紹介します!

単語

同じものなのに、アメリカ英語とイギリス英語では違った単語で表現されるものがたくさんあります!その一部をご紹介!

アパート
【アメリカ】apartment

【イギリス】flat

日本で言う「アパート」はアメリカ英語から来てるものなんですね。だからといって、英語で”apart”と言っても通じません。英語の”apart”は「離れて」という意味です。

エレベーター
【アメリカ】elevator

【イギリス】lift

“lift”は「持ち上げる」などの意味がある動詞ですが、イギリス英語では「エレベーター」を指す言葉として使われます。

(デパートなどの)1階
【アメリカ】first floor

【イギリス】ground floor

アメリカ英語の数え方は日本語の感覚で考えられるのでわかりやすいですね。

イギリス英語で”first floor”というと、「2階」のことを指すので注意しましょう!それ以上の階は、「3階」は”second floor”「4階」は”third floor”・・・というようになります。

ガソリン
【アメリカ】gasoline

【イギリス】petrol

ちなみに「ガソリンスタンド」というのは和製英語で、アメリカでは”gas station”イギリスでは”petrol station”という風に表現します。

クッキー
【アメリカ】cookie

【イギリス】biscuit

日本語では作り方や材料の違いで「クッキー」と「ビスケット」を区別していますね。

アメリカでは”cookie”というと、全ての「クッキー」を指すことができます。”biscuit”はスコーンのようなパンの食べ物を表現します。

イギリスでは全ての「クッキー」に対して”biscuit”という単語を使います。”cookie”はちょっと柔らかい触感のアメリカ風の「クッキー」のことです。

少々わかりずらいですが、こんな違いがあるということを知っておきましょう。

消しゴム
【アメリカ】eraser

【イギリス】rubber

ちなみに、アメリカで”rubber”は「避妊具」のことを指します。気をつけましょう!

高速道路
【アメリカ】highway

【イギリス】carriage way

アメリカ英語の”highway”は馴染みのある方も多いかもしれませんね。イギリス英語で使われている”carriage”には「運搬」「輸送」などの意味があります。

コンセント
【アメリカ】outlet

【イギリス】power point

「コンセント」は和製英語。ちなみに英語の”concent”は「合意」「一致」などの意味です。

コンロ
【アメリカ】stove

【イギリス】cooker

アメリカでもイギリスでも「コンロ」っては言いません。というのも実は「コンロ」って外来語ではなくて、れっきとした日本語なんです!

紙幣
【アメリカ】bill

【イギリス】note

ちなみにイギリスで”bill”を使うと、レストランなどでの伝票を指します。

ズボン
【アメリカ】pants

【イギリス】trousers

イギリスでは”pants”は「男性用の下着」という意味合いが強いです。地域によっては「ズボン」という意味で通じるところもありますが、”trousers”を使う方が間違いないですね。

フライドポテト
【アメリカ】french fries

【イギリス】chips

イギリス料理”Fish and Chips”の”chips”はフライドポテトのこと。アメリカの方に”chips”と言うと、「ポテトチップス」を思い浮かべるはずです。

ポテトチップス
【アメリカ】chips

【イギリス】crisps

「フライドポテト」の部分でも書いた通り、イギリスで「ポテトチップス」が欲しくて”chips”と言うと「フライドポテト」だと思われてしまうので気をつけて下さいね。

茄子
【アメリカ】eggplant

【イギリス】aubergine

ここまでもアメリカとイギリスで、かなりの違いがありましたが、「茄子」を表す言葉も全く別物ですね。”aubergine”はフランス語由来だという説があります。

薬局
【アメリカ】pharmacy

【イギリス】chemist’s

イギリスではお店を表現するときに「職業名+’s」の形を取ることがあります。

“chemist’s”以外だと

baker’s (パン屋)

florist’s(花屋)

などがあります。

(順番待ちの)列
【アメリカ】line

【イギリス】queue

イギリスでは”queue” という、あまり日本ではなじみのない言葉が使われます。発音は「キュー」[kjúː]です。

スペル

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リスニング勉強法は驚くほどシンプル。5つのステップを踏むだけです

リスニングの勉強を何年も続けているのに、いつになってもなかなか英語が聴き取れるようにならない人、たくさんいるのではないかと思います。
一体どうしたら英語の聞き取りがもっと滑らかにできるようになるのでしょうか?
今日はその辺り、つまりリスニングの勉強方法を考えてみましょう。

リスニング勉強をするにあたってのゴールは?

リスニングの勉強方法について話す前に、まずはリスニングのゴールを明確にしておきましょう。
リスニングのゴールは、日常会話やニュースや映画などがスムーズに理解できるようになることです。
日本人は120パーセントの完璧を目指して不必要なまでに同じ教材の反復を続けがちですから、ここを間違えてはいけません。

僕たちは最終ゴールに最短距離で近づきたいのであって、リスニングの修行に明け暮れたいのではありません。
聴いている教材が8割がた聴けるようになったらさっさと次の教材へと移りましょう。

英語が聞き取れるとはどういうことなんだろう?

それでは次に「聞き取れる」あるいは「聞き取れない」状態というのがどういうものなのかを考えてみましょう。

「聞き取れる(リスニングができる)」ということは、聞いた内容を瞬時に英語のまま理解できる、ということです。
話者から発せられた単語が全て聞き取れ、聞き取った単語の意味がわかり、そして日本語に変換せずに瞬時に意味が理解できる状態です。
これのどこが欠けていても「聞き取れる」とは言えません。

逆に「聞き取れない(リスニングができない)」というのは、この逆の状態です。

英語が「ペラペ~ラ」といったような意味のない音の塊にしか聞こえない
単語の切れ目がわかっても知らない単語が多すぎて意味の類推さえできない
聞き取れても頭の中での日本語変換作業に時間がかかりすぎて処理が追いつかない
こういったケースは、リスニングができてるとは言えません。
それでは次に、これら3つの克服方法について考えてみましょう。

リスニング勉強法。5つのステップに分解します。

英語のリスニングを勉強するにあたって5つのステップが存在します。順を追ってみていきましょう。

1. 英語の音に慣れる

ごく初期には、英語が「ペラペ~ラ、ペラペ~ラ」といったような音の塊にしか聞こえないような時期があります。中1~2の頃ってこんな感じではないでしょうか?
 そしてこの頃に聴くリスニングの教材はいかにも教材!といった感じの、ごくゆっくりとしたものです。

私はこうしたいわゆる「教材」はあまりお勧めしません。
それが絶対にダメだとは言いません。しかし、個人的にはもっと標準的なスピードで話している、教材ではないものを聴くことをお勧めします。

例えば子供向けの「スポンジ・ボブ」のようなものでも、ピクサーのアニメなどでもいいし、ラジオから流れる単なる歌番組でも一向に構いません。もちろんニュースでもいいでしょう。
ちなみにうちの息子たちは日本の戦隊モノの英語吹き替え版「Power Rangers」をよく見ていました。

なぜ教材ではないコンテンツがいいかというと、こうした「生」の素材を耳にすることで、英語独特のリズムやイントネーション、単語と単語の繋ぎ方などに耳が慣れていくからです。
一方、教材用に録音されたものというのは、どうしても生々しさが薄れてしまっています。

確かにわかりやすいですが、実際問題としてそんなふうにしゃべる人は誰もいませんから、教材なら聞けるのに現実の会話はさっぱり聞けない、というジレンマからいつになっても抜け出すことができません。

こうして訳も分からず聞いているうちに、やがて最初のうちは

と塊にしか聞こえなかったものが、

「If ペラd myペラ listening to a chorus of ペラペラ ペラペラ, ペラペラ, laughs, ペラペラ and even ペラペラ cries of ペラペラ. What’s ペラペラ ペラペラ is that many of them were coming from young people.」
ぐらいな感じに、虫食いながらも自分の知っている単語が耳に入ってくるようになってきます。知らない単語も、どの音で始まるのかぐらいは判別できるようになってきます。

この辺りに来ると、「単語をもっと知ってたらけっこう聞き取れるんじゃないかな?」と思い始めます。そしたら並行して単語の増強や洋書の読書に励みましょう。

なお、知らない部分を類推する能力も少しずつついてきます。ただ、僕らが高めたいのは英語力であって類推力ではありません。類推力だけで押し切る癖をつけないように気をつけましょう。類推力に頼りすぎると、その時は便利でもその後の上達の妨げになります。

2. 単語を増やす

そんなわけでいよいよ単語を覚え始めるわけですが、長年英語から離れていたような人は、ここで根性を出して中学3年分の教科書を丸暗記してしまうことを強くお勧めします。

「えっ、教科書の丸暗記がリスニングにどう関係あるの?」と思うかもしれませんが、リスニング”だけ”で単語を増やしたり英文の構造を肌感覚で理解するには、何年もの時間を必要とします。

一方、中学の教科書の丸暗記だけでしたら、根を詰めてやれば1~2ヶ月で完了します。また単語「だけ」を取り出して暗記するのと異なり、文章を丸ごと暗記することで、単語の使い方も含め、そのまんま記憶に定着させることができます。

なお、中学英語で習う英単語の数はおよそ1,600語ですが、これはネイティブの3歳児に相当します。3歳児というと大したことないように思うかもしれませんが、もう幼稚園に行って集団生活を送り、先生やお友達のいうことをサクッと理解できる年齢です。

ちなみにネイティブの3~4歳児が普通に楽しめる映画に「アナ雪」や「トイストーリー」があります。それらの映画で使われる単語数は、わずか2,000語程度なのです。ですから、中学英語が瞬時に理解できれば、字幕なしで理解するのもそんなに遠い世界ではないのです。中学の教科書を暗記しつつ、これら子供向けの映画をいろいろと鑑賞してみるのもいいでしょう。

中学校の教科書の丸暗記だけでは、不安に感じるかもしれません。文法の学習などもしたくなるでしょう。しかし、文法学習のやりすぎは本当に足を引っ張ります。英語を聴きながら、知っている文法に落とし込もうとしてかえって変な癖が付くからです。文法の勉強は、そこそこ聞き取れるようになってからやれば十分です。

3. 集中して聴く

こうしてある程度のレベルに達したら、今度は漫然と聴くのではなく全てを一発で聴きとる訓練が必要です。リスニング勉強というと同じコンテンツを何度も聴き直す人がたくさんいますが、よほど気をつけないと効果の薄い学習法です。

なぜか?それは現実とあまりにかけ離れた学習方法だからです。

現実の会話は、常に一発勝負なのです。毎回すべて先頭からしゃべり直してもらうわけにはいきません。1対1の会話ならまだしも、グループの会話などあっという間に流れていってしまうのです。ですから教材を聴くときにも、一発で聴きとるつもりで集中して聴く習慣をつけないと、実際の会話ではまったく通用しません。頭の中で日本語に置き換えるなんて論外です。

こうして集中して聴くと、最初のうちは15~30分が限界です。しかし、甘えを排除して一発勝負のつもりで訓練していくと、徐々に集中力が持続するよりになります。特定のコンテンツにこだわらず、集中力を十分に高めて臨みましょう。

4. 読書とリスニングのギャップを埋める

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英会話上達のポイントは「返り読み」をしないネイティブ思考

英会話は受験テクニック中心の勉強では上達しない

・いろいろな教材で勉強したのに、なかなか英語が話せない
・リーディングはできるけれど、リスニングになるとまるでダメ
・仕事でネイティブと話す機会があるが、コミュニケーションに相当な不安がある

著者によれば、こうした悩みを持つ人が多いのは、大半の日本人が「間違った方法で英語を勉強している」から。つまり、思考回路に違いがあるというのです。

《英語を話すときの思考回路の違い》
日本人:頭のなかで英語を日本語に訳す → 理解する → 伝えたいことを英作する
ネイティブ:英語を理解し、そのまま英語で伝える
(14ページより)

こうした違いを理解したうえで効果的なトレーニングをしないと、英語は決して上達しないということ。「返り読み」(日本語の語順になおした読み方)がクセとしてしみついているので、英語を話そう、聞こうとした場合にさまざまな無理が生じてくるわけです。

また、「テクニック」偏重主義にも問題が。日本の英語教育は受験テクニックにはじまり受験テクニックに終わる傾向がありますが、「テクニックだけでは、コミュニケーションに限界がある」ということ。たとえば「TOEICでどうしても600点のラインを超えられない」というようなことの原因は、英語の勉強が受験テクニックの習得を中心とした「受験英語」に終わっていることにあるというのです。

そして「語順の問題」を解決した勉強法こそが、「本物の英語力」を身につけるために重要な意味を持つということ。(28ページより)

正しい勉強法は、英語の本質を突いている

「語順の問題」が解決されないままだと、いくら英語の勉強をしたところでムダな努力に終わってしまうとさえ著者はいいます。例文を見てみましょう。

英語
We are delighted to have found a perfect partner in SK Foods.

日本語訳
我々は、SKフーズという最高のパートナーを見つけてとても喜んでいます。
(31ページより)

上記のような日本語訳をするためには、英語を文頭から行ったり来たりする必要があります。つまり以下のように、英語の語句を文章の前後から拾い集めながら読まなければならないのです。

[We=1] [are delighted=5] [to have found=4] [a perfect partner=3] [in SK Foods.=2]

我々は(We)→SKフーズという(in SK Foods)→最高のパートナーを(a perfect partner)→見つけて(to have found)→とても喜んでいます(are delighted)
(32ページより)

こうした「返り読み」の致命的な欠陥は、いうまでもなく時間がかかること。これがビジネスシーンにおいてもTOEICテストにおいても、はかり知れない損失をこうむるのだといいます。さらに当然のことながら、リスニングの場合は文章を行ったり来たりしながら読むことは困難になります。

そして英会話になると、事態はもっと深刻。受け身のリスニングと違ってスピーキングは能動的にアウトプットしなければならないため、「語順の問題」による弊害が最大になるのです。(31ページより)

英語学習者にある「3つのクセ」

では、英会話の上達を妨げるものはなんなのでしょうか? このことについて著者は、次の「3つのクセ」の問題を指摘しています。

1. 英語を日本語の語順に並べ替える「返り読み」のクセ
2. 暗記した英語を「一気に」話そうとするクセ
3. 話すときに「文法の違い」を気にするクセ
(36ページより)

日本人は、リーディングよりもリスニングに苦手意識があるもの。しかし、それ以上にスピーキングが苦手なのは、こうした事情があるからだというのです。しかしそれでは、多くの日本人がビジネスの現場で通用しないことになります。では、どうしたらいいのか? そこで重要な意味を持つのが、本書の学習理論である「SIM方式」なのだそうです。(36ページより)

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映画で学ぶ英会話 英語の “プロトレーナー”に学ぶ、使える英語のみがき方

洋画で英会話を学ぶ。映画で英語を学習。

楽しみながら学習できそうなこの方法、試してはみたけれどいまいちどうすれば良いか分からず、いつの間にかまったくやらなくなってしまった。そんな人も多いのでは?

そんなみなさんのために、ENGLISH COMPANY 有楽町スタジオの松本夏織さんに、映画を使って「使える英語」をみがく具体的なステップと、英語学習にぴったりのおすすめ映画をご紹介します。

第1回目の今回は、詳しく勉強法、トレーニング方法をお話してもらいました。

***

こんにちは、はじめまして。ENGLISH COMPANYのトレーナー、松本夏織です。

今年こそは英語をマスターすると新年に目標を掲げたそこのあなた。 気が付けば2016年も3ヶ月目を終えようとしていますが、果たしてその目標に向かって順調に進んでいますか?毎日開くと決めた問題集は机の端に追いやられていませんか?

堅苦しい文法書を買ってみたけれども、一向に話せるようにならない……。 もしかしたらその勉強法、間違っているのかもしれません。

「英語を話したいけど話せない……」という方に多いのが「こんなときになんて言ったらいいのかわからない!」という状態。そんな状態でひたすら英会話などのアウトプットをしても伸びるわけがありません。伸びたとしても限度がありますし、何より効率が悪いのです。

日本語で考えてみましょう。あなたが今書いている言葉や話している言葉は、必ず過去にどこかで読んだり聞いたりしたものです。何語であろうともアウトプットには必ずインプットが先行します。つまり今回の場合は、ネイティブとの英会話に挑む前にさまざまな表現や言い回しを覚える必要があるということ。英会話上達のポイントは「大量のインプットと少しのアウトプット」です。
(詳しくはこちらの記事をどうぞ→英語が話せるようになりたい! 英会話力を身につけるための最適な勉強手順)

ではモチベーションを保ちつつも、“使える”表現を大量に学び、かつネイティブのような自然な発音やイントネーションを自分のものにするにはどうしたらいいのでしょうか。

映画のセリフで英語学習 -Let’s Learn English through Movies!-

お気に入りの映画は何度観ても飽きないものですよね。それどころか、観るたびに新しい発見があったりもします。英語の上達に映画を使わない手はありません。英会話をマスターする一番の近道は「モノマネする」こと。実際にネイティブが話している英語を、そっくりそのまま話してしまえばいいのです。「それができないから苦労しているのよ」なんて声が聞こえてきそうですが、きちんと段階を踏めば全く難しいことなんてありません。やり方を間違えなければ、英語の習得はあなたが思っている以上に簡単です。

作品選び -Find the one!-

映画で英語を勉強しようと決めたら、まずは駅前のレンタルショップへ行ってみましょう。最近はインターネット上で映画を観られますが、DVDのジャケットが棚一面に並んだアナログ感がわたしはたまらなく大好きです。ランダムに作品を探せるという強みもあります。「わたしはこの作品で勉強したい!」という熱い想いがある方以外は、まずはレンタルショップをぐるりと一周することをお勧めします。ヒューマン、ラブストーリー、それともコメディ?さまざまなジャンルがありますが、作品選びのコツは自分に近いシチュエーションの作品を選ぶこと。実際に自分が使っているところをイメージできるものがオススメです。主人公が自分と同じ職業だったり、同じ学問を専攻していたり。

–To be ideal ME

反対に、今の自分とは正反対だけど「こんなふうになりたい!」と思える作品を選ぶのもオススメ。より良い自分になりたい、というのは全ての人が掲げる永遠のテーマではないでしょうか。ことばや仕草はあなたを形作る大事な要素です。憧れのあの人が纏う雰囲気を取り入れることで、理想の自分に近付けるかもしれません。お気に入りの女優を見付けたら、彼女の作品を片っ端から観ていくのもひとつ。(ちなみにわたしはレトロでクラシカルなファッションがキュートなアメリカの女優ゾーイ・デシャネルが大好き。)

ENGLISH COMPANY 松本夏織トレーナー

映画で英語習得 勉強法 -Go forward STEP BY STEP-
1.日本語字幕or吹き替えで楽しむ
「映画で英語学習!」と言うと、なぜだか「英語字幕で観なきゃ」とか「いいえ、そもそも字幕なしで観るのが正解よ」という方が多いように感じます。無理して英語字幕で観ても疲れるだけです。まずは内容理解を第一に。コーヒーを淹れてソファに腰掛けたら、ゆっくりストーリーを楽しんで。

2.自分のときめきシーンをみつける
「なにそれ?」と思うかもしれませんが、ここが何よりも大事。ときめきは何よりのモチベーションです。ヒロインがドレスアップして登場するとびきりオシャレなシーン、憧れの人とついに結ばれたロマンチックなシーン、裁判で大逆転勝利を勝ち取る爽快なシーン……「勉強しなきゃ」ではなく「勉強したい!」と思えるような、あなただけのお気に入りを見付けてください。
ここでのポイントはいきなり全編通そうとしないこと。新しい物事を始めようとして挫折してしまう人に共通して見られるのは「最初から大きな目標を設定してしまう」ということです。スモールステップ法といって、小さな成功体験を作ることから始めましょう。(大きな目標より、小さな目標。 東大生が実践していた「スモールステップ勉強法」) まずは1,2分くらいの短いシーンにトライ。

3.日本語字幕をヒントになんと言っているのか “意識して聞き取る”
全部は聞き取れずとも「あ、今 ○○って言ったかも!」くらいで大丈夫。まずは英語の音を聞く癖をつけましょう。

4.英語字幕で答え合わせ
頭の中に解答ができたら後は英語字幕で答え合わせ。ここで知らなかった単語やフレーズをチェックしてみて。

5.【音読】
英語字幕を出したまま一時停止で音読してください。文字と音を結び付け、かつ自分のペースで発話できるので口に馴染むまで時間をかけて練習できます。

6.【オーバーラッピング】
イントネーションや発音が体に馴染むまで映画の音声と“同時に字幕を見ながら”発音してください。音楽を流しながら一緒に歌うイメージです。日本人が英語の音を聞き取れないという大半の理由は、文字から想定される音と実際に発話される音にギャップがあるためです。思い込みを取っ払って、自然な英語をオーバーラッピングで身に付けましょう。

7.【シャドーイング】
イントネーションや発音が身に付いてきたら、音声の“1~2秒後に遅れて字幕を見ずに”発音してください。インプットとアウトプットを同時に行う、最も負荷がかかる部分でもあります。ここでは文字を頭に思い浮かべたり深く考えたりする必要はありません。「耳から聞こえてきた音をそのまま口から出す」イメージです。「付いていかなきゃ!」と思うと体に力が入って前のめりになりがちですが、肩の力を抜きリラックスして取り組んでください。(冷めてきたコーヒーも淹れ直したいし、この辺りで一度休憩してみては?)
ある程度言えるようになったら、今度は自分の声を録音して、役者たちの英語と比べてみましょう。言えているつもりで案外言えていない、なんてことが録音することで確認できます。

8.【暗唱】
英語初めとした語学の習得には、考えずとも自然と口から英語が出てくる状態、いわゆる「自動化」の状態をつくることが重要です。お気に入りのセリフを見付けたら、“女優になったつもりで”とにかく繰り返し声に出しましょう。反復練習は自動化には欠かせないプロセスなのです。実際に使っている自分をイメージしながらだと更に効果的。

9.繰り返し何度も聞く
一通りストーリーが頭に入ったら、部屋で掃除やストレッチをしているとき、映画をBGMとして流す習慣をつけましょう。ここでのポイントは「意味を理解した上で」聞くことです。これまでのステップを着実に踏んだあなたなら問題ありませんが、「意味はよくわかんないけど聞き流すだけで英語力アップ!」なんて幻想ですので忘れましょう。また、お気に入りのシーンをスマホで録音し、家から最寄り駅までの道をシャドーイング練習に充てるのもオススメです。(すれ違う人とはこの先一生会うことなんてないので「ブツブツ言ってたら変に思われるかも」なんて恥じらいは捨てるべし。)

シャドーイングを毎日の習慣に

筋トレやダイエット然り「1日は張り切って頑張ったけど続けらんない」では意味がありません。毎日続けなければ効果はありませんが、逆に言えば毎日続ければ効果は出るのです。 どんなに忙しい朝でも必ず歯を磨いて出かけますよね? それはもう習慣になっていて、やるのが当たり前だからです。新しいことに挑戦する上で「忙しいからできなかった」はご法度。「忙しい中でいかに時間を作るか」を考えましょう。

ここで、始めたばかりのあなたは「じゃあ具体的にどれくらいやればいいのよ」と疑問に思うことでしょう。答えとしては、毎日最低20回。40回以上できたらいいなあ、という感じです。具体的な回数を尋ねられてなお曖昧なのは、元々の実力、設定した目標や期限など、必ずそこに個人差が存在するためです。(わたしは何も見ずに役者の眉の動きを実演できるまでシャドーイングと暗唱に取り組みます。) 慣れてきたら回数を気にするのではなく“自分が満足するまで”練習を続けるようにしてください。なお回数を数える場合は、必ず全て通った抜けのない状態で言えて初めて1回とカウントするようにしましょう。

まずは1週間、本腰を入れて取り組んでみてください。 今日の努力は明日のあなたを魅力的にします。

参考スクリプトサイト

セリフを確認したいけどいちいちDVDを観るのは面倒…なんて方はこちらのサイトを利用してみて。

The Internet Movie Script Database
ちなみに筆者はお気に入りのセリフを印刷して手帳に貼っています。

英語学習にオススメの映画&ドラマ

『プラダを着た悪魔』

ニューヨーク・マンハッタンを舞台にした、言わずと知れたオシャレ映画。主人公アンディを演じるキュートなルックスのアン・ハサウェイが人気ですが、筆者は断然エミリー・ブラント派。ケイティ・タンストール歌うSuddenly I seeにのせた、大都会で働く女性たちの朝の風景には気分がアガります。

続きはこちら

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10年ぶり大刷新!新しいTOEICの傾向と対策

新しい『TOEIC』で変更される点は?

2016年5月のテストより、『TOEIC』が10年ぶりに大刷新することをご存知ですか?

新しい『TOEIC』は、「使える英語」を試すことに重点を置き、出題傾向もかなり変わります。
受験生は、変更点を知りそれに適した対策を取ることが必要です。

約1万人に英語の指導をし、『Storyで覚える! TOEICテスト エッセンシャル英単語』の著者でもある山内勇樹氏が、『新・TOEIC』の傾向と対策を、そしてTOEICは受験しないけれど英語力を上げたいという人にも役立つポイントを3回にわけてお伝えします。
意味を持たない単語を入れ、実際に近い会話に

新・TOEICでは、変更される点がいくつもありますが、突き詰めると2つの点に集約されます
より「自然な英語」と「実践的な英語」の追求です。

では、「自然な英語」を盛り込んだ例をみてみましょう。

たとえば、日常、私たちが行っている会話には、「あー」「えーっと」「んー」というようなあまり意味を持たない「間投詞」が自然に入りますよね。
英会話でも同じです。
これまでの出題ではこうした会話で生じる間投詞などを削除してリスニングの吹き込みをしていましたが、新・TOEICではあえて入れ込んできます。

【旧】Maybe the station is next to a hospital.    (たぶん、その駅は病院のとなりです)

【新】Maybe the station is next to hummm… a hospital.    (たぶん、その駅は、えーーと、病院のとなりです)

「何だったかな~?」と記憶をたどりながら話しているときなどは、このような間投詞が通常入るものです。
また、言い間違いをしたとき、言葉を探しているときも、言い直したり詰まったりするもの。
そんな実際の自然な会話に近い形になります。

チャット形式の会話の内容を問う出題も

「実践的な英語」についても例を見てみましょう。

Terry (15:20)
I’ll get there 10 min earlier than we said.
Makiko (15:25) Read
Oh, you too? Same here.
Terry (15:25)
Then we can meet at 15:50 in front of the ticket gate.
Makiko (15:27) Read
Sounds good. There’s a clock tower,
so I’ll see you there.
Terry (15:30)
Gotcha! See you soon.

What time were Terry and Makiko initially planning to meet?
(A) At 15:20
(B) At 15:30
(C) At 15:50
(D) At 16:00

実際に出るであろう問題形式を簡略化し、私がオリジナルで作成したものですが、このような「チャット形式」の問題も出題されるようになります。
これまでのTOEIC問題でも、Eメールのやり取りを題材とした長文問題などが出題されていましたが、われわれの現在の生活において増えてきた、このようなテキストメッセージ、チャット形式によるコミュニケーションも出題されるようになります。

上記の問題の会話の訳は以下のとおりです。

テリー:10分早く着きそうだ。
マキコ:私も。
テリー:じゃあ15:50に改札前で会えるね。
マキコ:時計台の下で会いましょう。
テリー:了解! じゃああとで。

最後のテリーの 「Gotcha!」 は(実践的な)口語表現で 「了解」くらいの意味です。

そして問題は「もともと何時に会う予定だったのか?」。
正解は (D) の16:00となります。

チャットという形式のうえでも、話全体の流れがわかっていなければ解けないという全体解釈という観点からも「実践的」になっています。
このように、さまざまな角度から「より実践的な問題」が出題されるようになるのが、新・TOEICです。

何種類ものニュアンスのある単語を読み取る

新・TOEICであっても、これまでと同じようにスコア向上のために「単語力」がダントツで重要であるという事実は変わりません。
リスニング問題であれ、リーディング問題であれ、当然、わからない単語があればあるほど英文の理解が不正確になります。
すべての根底である単語力こそ根本的なスコアの大枠を決める最重要項目です。

新・TOEICで必要となる単語力は、これまでの単語力とは少し質が変わっています。
単純にその英単語の意味を知っていれば解ける問題のほかに、そうではないタイプのものも出題されるようになるのです。

たとえば、新・TOEICでは、ある英単語や英語表現の“意味”“意図”を問う問題が出題されます。
たとえば日本語でも「やばい」と言ったときに、「ものすごくよい」という意味か、「本当に状況が悪い」という意味で使われているのかは、場合によって違います。
「信じられない」という言葉も、状況によっては「(信じられないくらい)すばらしい」という意味にもなりますし、別の状況では「本当にそんなことってあるの?」という使い方もあります。
また、「信用できない」という意味でも使います。

F:Masato proposed to me. M:That’s unbelievable. What wonderful news!

Why does the man say “unbelievable”?
(A) He cannot trust the woman.
(B) He does not think it really happened.
(C) He was glad to hear the news.
(D) He heard that Masato is a wonderful man.

(日本語訳)
女性:マサトからプロポーズされたの
男性:That’s unbelievable、やったね!

なぜ男性は “That’s unbelievable” と言ったのでしょうか?
(A) 彼はその女性を信頼していないから。
(B) 彼はそれが実際に起こったとは思っていないから。
(C) 彼はその知らせを聞いてうれしく感じたから。
(D) 彼はマサトがすばらしい人間だと聞いたから。

このような問題が新・TOEICでは出題されます。
実際に unbelievable(信じられない)は状況によってさまざまな解釈を許します。
今回は、What wonderful news!(やったね)の部分で状況的に喜んでいる様子が出ているので、(C) 彼はその知らせを聞いてうれしく感じたから、が正解となります。

unbelievable = 信じられない、と単語の定義を覚えるだけでは、実践としては不十分。
意味を知った上で、その単語がどのように使われているかを理解する必要があるのです。
このように、新・TOEICでは表面的ではなく、実践的な語彙力がより求められるようになります。

単なる語訳ではなく単語の“本質”をつかむ

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スピーキングが英語学習を変える

スピーキングが英語学習を変える

 前回は、「英語に慣れる」ということの意味を「日本語の問題」を使って説明しました。
また、「英文のマスターキー」を使ってダイレクトに文意をつかむ方法についても紹介しました。
日本語は私たちにとってあまりにも当たり前の言葉で、ついその意味合いを忘れがちです。
しかし、少し発想を変えると、日本語は英語習得の強力な手段となります。

ようやくスピーキングの時代が来た・・・

 これまで、いわゆる「英会話ブーム」というものが何度も来ました。
しかし、そうはいっても、話はそれほど切実ではなく、「話せたらいいな」程度のものでした。
それがインターネットによって一気に世界がつながり、まるで誰もが英語で話し始めているような気分がし、さらには仕事のあちこちに英語が入り始め、会話を交わす声までもが耳に入り始めると、状況は大きく変わってきました。
本当に英語を話せないといけない時代になったのです。

 「ようやくスピーキングの時代が来た・・・」、今の私はそういう心境です。
なぜならスピーキング力を伸ばす学習方法こそが、ほかのすべての技能につながる学習方法だからです。

なぜできない??

 あなたもすでに感じているはずです。
スピーキングは、他の3つの技能(リスニング、リーディング、ライティング)とはどこかが根本的に違うと。
例えば、テストを受けるにしても、リスニングやリーディングのテストであれば、なんとかなる気がする。
そこにライティングが入ってもどうにかこなせると思える。
ところが、スピーキングとなると、手も足も出ない。
どう勉強して良いのかもよく分からない。
これが大方の人の実感だと思います。

 これまでリーディング、リスニング、ライティングをしっかりやってきた。
文法・語法もたくさん演習をやった。
その上にまだ何か特別な練習をする必要があるのだろうか? そう思っている人もいると思います。

 しかし、今も上で触れたように、「スピーキングに対応する」という視点から英語を学ぶと、4つの技能がきれいにつながり、逆に学習の負担が減って、最大の効果を得ることができるのです。

話せない理由①

 話せない理由の1つ目は、そもそも「口を動かしたことが無い」という、ある意味で当たり前、ある意味で笑えるような理由です。
日本語でさえ、例えば、普段あまり話すことのない話題を急に振られると、スムーズには口が動かないものです。
ましてや、外国語である英語ともなれば・・・ということです。

 なぜ話せないのだろう――それは口を動かしたことがないからだ。
まるで冗談のようですが、これが実際のところです。

 これまで、私たちは黙って英文を聴き、黙って英文を読み、黙って英文を書いてきました。
それで何とかなったのです。
ところが、スピーキングという、ある意味で“究極の能力”にチャレンジし始めて、このような方法が通用しないということが明らかになってしまったのです。

話せない理由②

 頭が膨らみ過ぎている・・・文法解説で。
動名詞、現在分詞、後置修飾、仮定法過去(事実に反する仮定)―――私たちの頭の中は、こういった多数の用語と、あれをしてはいけない、これをしてはいけないという規則で埋め尽くされています。

 これがスピーキングでは大変なことになります。
なぜならスピーキングというのは、いわば“瞬間芸”で、思ったことがタイムラグ無しに、ほぼ瞬時に口から出てこないといけないからです。
つまり、ルールについて考えながら英文を作るヒマ、英作をしている時間がありません。
例えば、あなたは、中学校1年生で習う「三人称単数現在のs」を使おうとして口が動かなくなった経験はありませんか。
いや、それより以前に、書くときにさえ、意識していてもつい間違える、ということはありませんか。
これが、文法重視の学習法の限界なのです(※)。

(※)文法をしっかりと理解し、演習してからトレーニングすると良いという考え方もありますが、これは疑問です。
なぜなら、人間の頭の中では、情報はネットワーク上につながっているため、規則を知れば知るほど、必ずそれに足を取られることになるからです。
文法的な知識をゼロにすることは難しいですが、少なければ少ないほど英語は身に付きやすくなります。
また、途中で力尽きる学習者の数も減ります。
さらに言うなら、伸びる人、努力する人は、これまでの2倍、3倍の速度で英語力を伸ばすことができます。

スピーキング力の6割はすでに身に付いている!

 少しネガティブな話になりましたが、ここで明るい点についてお話しましょう。
それは、あなたはすでに6割方、英語を話す準備が出来ているということです。

 この秘密もやはり日本語力にあります。
例えば、私などはサイエンス系の話になると結構口が動きますが、エンタメ系の話となるとかなり駄目です。
そして、それはそのまま英語のスピーキング力にも現れます。
あなたにも、そういった好きな分野・得意な分野とそうでない分野があるはずです。

 さて、ここが大切な点なのですが、前者については、英語はもうすぐ手の届くところにあります。なぜなら、スピーキング力を身に付けるときに最も大切な点は、「話したいことがある」「伝えたいことがある」ということだからです。
つまり、「コンテンツ」と、それを英語で伝えたいという「強い動機」です。
この2つがあると、話は半分終わったようなもので、あとはそれを英語で言えるようになれば良いだけのことです。
そのぐらい、この2つのポイントは学習効果に影響を与えます。

スピーキング力を伸ばすテクニック

 実は、スピーキング力を伸ばすのに、とくに難しいテクニックは必要ありません。
大切なのは、①常に日本語で意味を確認し、頭を起動した状態にしておく、②徹底的に音を真似て口に出す――この2つだけです。

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脱「英語を話せない日本人」! 保護者が知っておくべき、英語教育の大変化【後編】

学習指導要領の目指す方向とは裏腹に、学校の英語の授業は旧態依然……のなぜ?

ベネッセ教育総合研究所が中1・高3を対象に行った「中高生の英語学習に関する実態調査2014」では、英語の授業の実態を知ることができます。
英語の授業で以下のことをどれくらい行っているかについて中高生に聞いたところ、「英文を日本語に訳す」「単語や英文を読んだり書いたりして覚える」「単語の意味や英文のしくみについて先生の説明を聞く」「文法の問題を解く」は学年を問わず7割以上がしていると回答しています。
保護者世代が受けた授業とさほど変わらないような、伝統的な授業の実態が浮き彫りになったのです。
また、入試の4技能測定で問われるようになる「自分の気持ちや考えを英語で書く・話す」は、中2をピークに減少していくことが明らかになっています。

実は現行の学習指導要領には、中高を通じて4技能を総合的に育成することが明記されており、検定教科書もそれに則した内容になっています。
にもかかわらず授業で行われていないのはなぜでしょうか。
考えられる大きな理由は、現状の大学入試で「話す」はまったく、「書く」はあまり問われていないことです。
入試で問われないから授業でもやらない。当然といえば当然です。

6割の英語教師が、自分の英語力不足の悩みを抱えている

授業で4技能がバランスよく育成されていないことには、入試以外の原因も考えられます。
ベネッセ教育総合研究所では、中高の英語教員約4,000人を対象に「中高の英語指導に関する実態調査2015」を行いましたが、その中で6割以上の先生が「自分自身の英語力が足りない」と回答しています(中学校66.7%、高校62.9%)。
また、文部科学省の調査(2014<平成26>年度英語教育実施状況調査)でも、一定の英語力(英検準1級以上相当)を持っている英語教員の割合は、中学校で28.8%、高校で55.4%(いずれも全国平均)にとどまっていることが明らかになっています。
こういった状況を踏まえ、文科省では教員養成課程や教員免許制度のあり方も検討し始めています。

グローバル化が進展する中で、日本の英語教育は今、大きな転換期にあります。
入試改革などの制度の変更自体もまだ見えていない部分が多く、また、前述のように学校の先生の指導面にも大きなばらつきがあります。
今の中高生にとっては、ある意味、つらい時期ともいえるでしょう。
そんななかで、お子さまにしっかりと「話す力」「書く力」を付けさせたいのであれば、お子さまが進学を希望する高校の英語教育の情報をできるだけ早くたくさん入手し、後悔しない高校選びをサポートしてあげてください。
また、学校の授業で「話す」「書く」があまり行われていないのであれば、自分で英語を勉強して実社会で使っている人の話や書物などから、「話す」「書く」の学び方について適切な情報を手に入れ、それに沿った学習をすすめることも必要です。

小学校の外国語活動、子どもは意欲的だが、保護者の6割が不満

このように英語教育の課題が多い時代にあって、小学校の英語教育は順調に進んでいるといえます。
ベネッセ教育総合研究所が、小学5・6年生とその保護者を対象に実施した「小学生の英語学習に関する調査」では、5・6年生の6割が「教室の外で英語を使ってみたい」と回答しました。
また、英語を使ってみたいと答えた子どもは、「中学校で英語を学ぶことが楽しみだ」「外国の人と友だちになりたい」「英語を使って仕事をしたい」などの英語に関する意識が、使ってみたいと思わない子どもより、いずれも高いことも明らかになっています。

一方で、保護者の6割は外国語活動に満足していないと回答しており、満足していない保護者は、満足している保護者と比較して、子どもに英語力の基礎を身に付けさせてほしいと望んでいます。
基礎を身に付けるとはどういうことでしょうか? 実はそこに、気を付けていただきたいことがあります。

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英語で広がる「5つの選択」

英語力を身につける理由は「外国人とのコミュニケーションを円滑に行うためだ」だと、ほとんどの方が認識していることでしょう。
ですが、英語力を身につけるということはそれだけではありません。

あなたの人生における様々な「選択の幅」を英語力は広げてくれます。
そこで今回は、英語力を身につけることで広がる5つの選択をご紹介します。

旅行の選択が広がる

もしあなたが、英語力を身につけたら、きっと国内旅行から海外旅行へ、また現地でしか味わうことのできないローカル・ツアーへ、きっと英語力は、あなたの旅行の選択を広がります。

また、現在日本では、円安の影響で、以前よりも海外へ足を伸ばしにくくなっていますが、もしあなたに英語力があれば、現地のホテル、海外の航空会社と直接やりとりしコストを抑えることもできるはず。

進学の選択が広げる

もしあなたに高い英語力があれば、世界TOPクラスの学びを得ることができるでしょう。
上海交通大学高等教育研究院の大学センターが発表している世界大学学術ランキングによるとアメリカとイギリスの有名大学がTOP10を独占しているようです。

つまり、あなたが興味のある学問を本気で究めたいと思ったら、まずは英語力を身につけることが必要ということです。

恋愛の選択が広がる

英語力を身につけることで、あなたが魅力的に見える機会が増えるかもしれません。
例えば、インテリな男性はいつだって女性には魅力に見えるもの。

何気ない英語での対応で、相手の考えを180度変えることだってできるかもしれません。
また、恋愛対象を日本人だけに絞る必要はありません。

厚生労働省の調べによると、現在、2万組以上の国際結婚(2013年度)が日本でも報告されています。
あなたの将来のパートナーが英語力で見つかるかもしれません。

住まいの選択が広がる

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英語の見方が変わる秘密の鍵

「英語に慣れる」の意味を理解する

 しかし、「英語に慣れる」というのはいったいどういう意味なのでしょうか。
そもそも、文法を学ぶこと無しに英語に慣れることなどできるのでしょうか――できます。
この点を理解するには、つぎの問題を解いてもらうのが、手早いと思います。
下の文章の()の中に、選択肢からもっとも適切なものを選んで入れて下さい。

急な事で申し訳ございませんが、私は明日北海道に出張(  )。
①するかもしれません
②することがあります
③するつもりです
④することになりました

 さて、どうでしょうか。答えは、もちろん④です。
これは“外国人”にとってはかなり難しい問題です。
しかし、今あなたは(ほぼ)一瞬で正解することができたはずです。
なぜでしょうか。文法が分かるからでしょうか。それとも・・・。

 加えて言うなら、もし、この問題について文法を使って解説しないといけないとなると、いったいどうなるでしょうか。想像するのも恐ろしいですね(※)。

(※)教える方にとってだけでなく、教えられる方にとっても大変なことになります。
もう一点大切な点として、問題を解くこと自体が少々面倒には感じませんでしたか。
なぜそう感じるかというと、1つの正解を探すのに、わざわざ3つの間違った答えを読まないといけないからです。
しかも、その中には紛らわしいものが、わざと入れられています。
このようにテストというのは、本来が「不自然なもの」なのです。
これはTOEICも同じで、アプローチの仕方を間違えると負の連鎖が起こって、何のためのテストか分からなくなります。
この点については、回を改めてお話しします。

英語を効果的につかむ2つの方法

 さて、これで「慣れる」の意味、そして文法が大きな障害に成り得る点について、取りあえずは理解していただけたと思います。
では、具体的に、私たちはどのようにして英語に慣れていけば良いのでしょうか
方法は2つあります。

 1つ目の方法は、英文を、その和訳とともにどんどんと耳で聞き、目で見て、声にも出して読み上げることです。
英→日、日→英と何度も聞いて読み上げます。
こうすると、英文の中に含まれている規則性(つまり文法)が自然と吸収されていきます。
映画・ドラマや洋楽の好きな人が、夢中になって英語(+その和訳)を聞いたり、読み上げたり、暗唱したりしているうちに、高度なリスニング力や会話力を身に付けてしまうのは、その典型例です。
とくに映画・ドラマの場合には映像もあり、ストーリー性もありますので効果的です。

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